子供に塗り絵をさせる真の効果を知ってる?実は、デメリットもある?

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子供に塗り絵をさせる効果について考えたことがありますか?

色とりどりの色鉛筆やクレヨンと、自分が好きな絵のモチーフを目の前にワクワクした記憶があるママも多いでしょう。

しかし、一部では塗り絵が子供に与える効果についてデメリットを唱える学者も存在するのです。

今回は、そんなデメリットも含めた子供に塗り絵をさせる効果についてご紹介します。

子供に塗り絵をさせる効果とは?


現代に親世代なら、男女問わず小さい頃に塗り絵をした経験を持つ人は多いでしょう。

親が率先してさせずとも、友達の間で流行っていたり保育園や幼稚園で教えてもらったりする子供も多いです。

特に、自分の好きなキャラクターがある子供やお絵描きが好きな子であれば、子供雑貨を扱うお店を訪れた時に自然と塗り絵にも興味を持つでしょう。

初めはうまく塗れない子でも、慣れてくると実にうまくモチーフに色を塗っていきます

子供の性格や好きな色がわかりそばで見ている親にも発見の多い遊びです。

そんな塗り絵には、以下のような効果があるとされています。

1:手先のトレーニング

1歳を過ぎたあたりからしっかりと棒状のものを握れる子供が多くなります

棒状のものを握るというのは、大人からするととても単純な行為ですが、人間の生活にはなくてはならない貴重な動き

物を塗るときに必要な筆記具を持つ動き、就学直前には字を書く動きも必要になります。

他にもスプーンやお箸を持つなど、すべての基礎となるのが手先のトレーニングです。

塗り絵を楽しめるようになると、自然とこのような動きの基礎となる力をトレーニングすることができます。

生活がスムーズに送れるだけでなく、手先から脳へ成長に重要な刺激を与えることもできます。

2:集中力や達成感、自信を得られる

子供の成長に欠かせないのが、物事に集中して達成するという経験です。

達成後に「できた!」と感じることで得られる自信は、自己肯定力と呼ばれる“自分を認める力”を養うことができます。

自己肯定力は、子供のその後の健やかな成長には欠かせない非常に重要な力だと言われています。

塗り絵には「塗り終えた」と感じられる終わりがあるので、この達成感や自信を得やすい遊びとなります。

もちろん、塗り絵に没頭することで物事に集中する力も備わります。

3:色彩を体得できる

塗り絵を通して、多様な色に触れることは子供の色彩感覚を養うことにつながるとされています。

自分の好きなモチーフをどんな風に飾ろうかと悩む間に、子供は色の使い分けや色合いを学びます

色の組み合わせや複数の色を混ぜることで新たな色が作れることを学ぶ子供もいるでしょう。

子供の自由な発想で、自分好みの色に楽しみながら触れることは、色彩感覚を養う上で重要な経験だと言えるのです。

一部で指摘されるデメリットとは?


一方で、幼児教育の一部専門家の中には塗り絵が子供に与えるデメリットを提唱する人がいるのも事実です。

ここでは、そんなデメリットについて確認していきます。

1:想像力を潰しかねない

最も代表的なネガティブな意見がこちらです。

どのような塗り絵も、塗り絵と称する以上は誰かが書いた絵に色を塗ります

子供には大人が計り知れない自由な発想が備わっているものですが、塗り絵を通して既存の絵に縛られた世界に没頭することで、想像力を潰しかねないと多くの専門家が提言しています。

塗り絵をし続けると何かの絵がなければ創作を楽しめなくなる危険性も考えられます。

もちろん、塗り絵がそうさせるのか、そもそもそうした性格の持ち主だったかは別途考慮の必要はありますが。

2:余計なストレスを与えかねない

塗り絵を大人が指導すると、どうしても「線から色がはみ出ないように」と助言してしまうでしょう。

理想的に塗られた見本を見せる場合もあるかもしれません。

線の中にきっちり塗ること、決められた色を使うこと、という余計なストレスで子供を縛ってしまいかねません

本来アートは、自分が好きなように好きな色で創作するものです。

塗り絵をさせることで本来のアートには不要なストレスを子供に与えかねないわけです。

3:大きな意味を得られない

極論的ではありますが、塗り絵をすることによって大きな教育的意味はありません

文字や数字を書くことを教えれば、その後の国語・算数の教育の基礎となりますし、生きていく上でも“道具”として使うことができます。

しかし、塗り絵をしたからといって絵が上手くなる効果は認められておらず、幼児教育の上では大きな意味がないとされているのが現状です。

子供に塗り絵をさせる際に覚えておきたいポイント


塗り絵には、専門家が提言するデメリットがあるのが実情です。

それでも、子供が楽しんでいるのであれば無理にやめさせる必要はないと言えるでしょう。

ここでは、子供に塗り絵をさせる際に覚えておきたいポイントをご紹介します。

塗り絵を強いらない

「周りの子は初めているから」「適正年齢に達したので」という理由では、塗り絵を子供にさせる必要はないでしょう。

子育て中の親は周りと自分の子供が同じことを望んでしまいがちですが、塗り絵に関してはその必要はありません。

あくまでも子供が望めば一緒に楽しむ、程度の気持ちでいるのが良いでしょう。

声かけをしながら塗り絵をさせる

塗り絵に限っていうと一人で黙々とさせるよりも、親が隣で声かけをしながら楽しむ方が教育的効果は高いと言えます。

「それは何色?」「上手に塗れたね!」と言葉を教えたり子供の自尊心を高めたりできる言葉がおすすめです。

他にも、塗り絵に使われている絵を使って、親子で創作の物語を語り合うのもいいでしょう。

創造性や自主性を高めることにつながります。

思いっきり楽しませる

「消防車は赤!」「線の中をきれいに塗る!」などと、親から“当たり前”を押しつけるのはやめましょう

子供が感じた色を自由に塗らせるのです。

どうしても気になるという場合は、塗り絵をやめて真っ白な画用紙に好き勝手書かせてやるのが良いでしょう。

せっかくの遊びの時間に大人が余計なストレスを与えるのは好ましくありません

同様の理由から、塗り絵やお絵かきをする時は、汚れてもいい服で思いっきり楽しませるのがポイントです。

手や服を汚さないようにビクビクしながらでは、子供はアートを楽しめませんし、想像力も伸びません。

下の子がいる場合は、筆記具の扱いに注意

子供の才能を伸ばすことと直接関係はありませんが、下にきょうだいがいる場合には色鉛筆やクレヨンなどの筆記具の扱いに注意しなければいけません。

子供の集中力はそう長く続きません。

上の子が途中で投げ出した筆記具を下の子が知らないうちに口にしたり、掴んだまま歩いて事故につながってしまう例は散見されています。

塗り絵やお絵かきを幼い子供にさせている間は、親は目を離さないのが鉄則です。

多様な遊びを通して寛容に子供の才能を育む


今回ご紹介した塗り絵の効果については、メリットとデメリットがある結果となりました。

どんな遊びにも多少なりともデメリットは存在しますが、共通して言えることは、1つの遊び方に偏り過ぎることなく多様な方法で子供の才能を育むことでしょう。

塗り絵を全否定することなく、お絵描きや数字・文字の学びと合わせて、子供の希望に沿って楽しませるようにしたいものです。

その際には、遊びを通して、親がストレスを与えることなく寛容に見守る心構えも重要です。

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