子供が怖がりだと感じる?その特徴や親が心がけたい習慣

特別記事

「うちの子供は、とっても怖がりです」と不安そうに呟くママが多い。

周囲の子や自分の幼少期と比べて、もしくは祖父母から指摘を受けてそんなふうに感じるのでしょう。

大人と同じく子供にも乳児期からはっきりと性格の違いがあります

怖がりな子供の特徴や親が心がけたいアプローチ法についてご紹介します。

子供が怖がりだと感じる?ママたちのエピソード

小学校1年生の女児のママ

「うちのムスメは(小1)はとても慎重で怖がりな性格です。

幼稚園時代の竹馬も結局できるようにはならなかった。

もちろん自転車もまだ。『嫌だ乗りたくない転びたくない』の一点張り。

授業で手をあげるなど高すぎるハードルで、敵キャラに当たると死ぬからってTVゲームすら怖い。

第一子っていうのは結構慎重な性格の子が多い気がするんですが…。

もうね、うちのムスメは筋金入りです。

やらないと言ったら絶対にやりません!! 

周りの子がどんなにやっていても、やりません!!

小1くらいになると、わりと自転車乗れる子が多いんですよね。

お友達同士で自転車に乗って遊びに行くこともボチボチあったりして。

だけど、4歳でじいちゃんに買ってもらった自転車は、補助輪時代は乗りこなしていたものの、今はもう見向きもされない放置自転車状態…(in自宅)。

どうしても、どうしても、転ぶのが怖いんだそうです。そりゃ、テレビゲームも怖いよね…。

親としてそんな繊細すぎるムスメにどう接したらいいのか。

『やればできる!!勇気を出せ!!』と、お尻を叩くべきなのか、いろいろと考えるところなのですが、よく考えてみると母であるわたしも似たような子ども時代だったのです

(中略)人より心の準備に時間がかかるだけである意味一本ビシッと芯が通っているとも言える。そのまっすぐさや芯の強さがいつか役立つ日が来ることを祈る!」

引用元:https://iko-yo.net/articles/external_articles/839

2歳半の男児のママ

「怖がりな子供について。2歳半の長男が極度の怖がりです。

1番のエピソードは1歳9ヶ月まで1人で立ち、歩けなかった事です。

1歳半健診(当時1歳8ヶ月)でひっかかり小児科で診て頂いたところ「身体的には問題なし、極度の怖がりですね」との事で、その1ヶ月後に立ち歩き出しました。

2歳半の今も10センチもない段差も手を床につかなければ降りられないし、お友達と遊ぶ時も、みんなは一緒に遊んでいるのに「こわい」と言って1人で遊んでいます。

次男が産まれ退院した時も泣いて怖がりました。」

引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10130065160

1つ目のエピソードのママは、「長子は怖がりが多いかも」という仮説を持って娘さんと向き合っておられるようで、怖がりは子供の性格だと認識されています。

現に、小学校に上がっても怖がりであることが日常生活や学習生活に大きな影響は与えていない様子が伺えます。

一方、2つ目のエピソードのママは、超がつく怖がりな性格の息子に自閉症の疑いがあるのでは?と専門医での受診を検討されています。

次章では、自閉症など障害との関係にも触れながら、怖がりな子供の特徴について解説していきます。

怖がりな子供の特徴とは?

性格によるもの

大人に怖がりな人とそうでない人がいるように、子供にも性格によって怖がりな子がいるものです。

子供は、怖いと感じたものが「本当は怖くない」と理解できる知識や経験がないため、大人よりも怖がりだと感じられる場面が多いでしょう。

子供が特に怖がるものとしてあげられるのが、以下の3つです。

①蛇や虫などの生き物
②高所や大きな音などの環境
③注射や血などの外傷

生まれた時は上記の3つを体験しても怖がる子供はいません。

周囲の大人が「怖い」と言葉や表情を付け加えることで、子供の頭に「蛇は怖いもの」という恐怖心が備わっていくのです。

心理学では「恐怖の条件付け」と呼ばれています。

恐怖心にはもう1つの特徴があります。

それは、減らすのは大変なのに増やすのはとても簡単と言うもの。

1度子供がゴキブリを怖いと感じたとします。

大人でも苦手な人が多いので、家の中に出てきたりすると大騒ぎして対峙しようとするでしょう。

そんな光景を見た子供は、「ゴキブリは怖いもの」とインプットされるのです。

そしてゴキブリに似たクワガタや同じように地を這うダンゴムシなどの虫全体が苦手になると言う状況を引き起こします

心理学では「般化」と呼ばれる状態です。

子供の恐怖心をなくしたいと感じる親は多いですが、その原因が親を中心とした大人にあったとは、なんとも皮肉な事実です。

障害によるもの

子供の恐怖心を考える上で忘れてならないのが、自閉症などの障害が理由で過度な恐怖心を持っているケースです。

障害の特徴と幼少期の子供の特徴とが似ている場合が多いため、障害の有無を見分けるのは専門家でも難しいとされています。

そのため、気になる場合は親が独自に判断するのではなく専門機関への受診が必ず必要です。

以下では具体的な自閉症傾向にある子供で「怖がりだ」と大人が感じやすい特徴をまとめています。

<感覚>
・締め付けられるのを嫌がる(チャイルドシート・帽子のゴムなど)
・物音に気づかないふりをする、反対に耳を塞いで過度に嫌がる(掃除機・ジ
ェットタオルなど)

<言葉>
・「これでいい?」など確認の言葉が多い

<生活>
・初めて見るものを食べない
・自宅以外のトイレを嫌がる
・予定が狂うと泣き叫ぶ

<運動>
・エスカレーターが怖い
・飛んでくるボールをキャッチできない

<コミュニケーション>
・笑顔が少ない(笑いかけても笑顔で返さないなど)
・他の子供と遊ぶのを嫌がる(一人遊びしかしない)

怖がりな子供に親はどうアプローチすべき?

性格によるもの

・怖い怖いと言わない

前述の通り心理学における「恐怖の条件付け」親が知らず知らずのうちに行なっているケースは散見されます。

もちろん、子供が自らの命を守るために親が危険を教えることは、躾や幼児教育以前の大変重要な教えであるのも事実です。

しかしながら、必要以上に子供に「怖い怖い」と声かけをしてしまうとそのまま角に物事を怖がる人格を子供に形成してしまうでしょう。

覚えておきたいのは、恐怖心を作るのは簡単だけど取り除くのは非常に大変だということ

最も身近な大人である親が忘れてはならない事実です。

・小さな勇気を認める

子供の様子に目を向けると、毎日何度も小さな勇気を振り絞っている様子がうかがえるでしょう。

階段の一番下の段からピョンッと飛ぶのも、触ったことがない形の葉っぱに触るのも、大人からすればなんともない行動です。

生まれて初めてのことに囲まれている子供にとっては、毎日が挑戦の連続

「できたら楽しいね!」「かっこいい!」と声かけをすることで、怖がりな性格が緩和されるだけでなく、自尊心を高めることにもつながるでしょう。

障害によるもの

発達障害の診断において、目安となるのは3歳です。

保育園に加え幼稚園でも本格的な集団生活が始まることの多い時期で、友達との違いから先生や保護者が障害の傾向について気づくことが増えます

また、全ての自治体で実施される3歳児健診で専門家による診断を受ける場合もあります。

ただ、3歳児健診の内容には医師や自治体によってばらつきがあるため、見逃されることも多いのが事実

保護者が障害の傾向について不安に感じる場合には随時、かかりつけ医や自治体の保健師に相談するようにしましょう。

どんな怖がりにも気長に向き合うべし


子供の怖がりは元々の性格によるものであったり、障害によるものである場合があります。

ですが、いずれにしても気長に向き合うことが大事です。

あまりに心配なときでも、まずは発達障害の診断が可能となる3歳まで様子を見るようにしましょう

もし、その時点でもまだ子供の怖がりに対する不安が大きいようであれば、迷わず専門家に診てもらってください。

今回の記事を参考に、気長に子供と向き合いつつ適正な判断をできるようにしましょう。

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