保育園の選び方とは?見学で必ず確認しておきたいポイント一覧

  

働くママにとって欠かせない保育園

そこで重要なのが保育園の選び方です。

大切な幼い我が子の命を一日中預けるのですから、絶対にこだわりたいポイントです。

今回は、初めて保育園を選ぶママに向けて必ず確認しておきたいポイントをご紹介します。

保育園の選び方とは?見学時のチェックポイント一覧


まずは、保育園に見学に行った際に必ずチェックしたいポイントを一覧でご紹介します。

次章でもお伝えしますが、保育園選びにおいて保育園見学はマストです。

むしろ、見学していない施設は自治体へ提出する申請書に候補としても記入してはいけません。

1:門の施錠状況を確認

まず保育園に着いたら、普段利用する出入り口の施錠状況を確認しましょう。

親の送迎のために大人であれば誰もが、門を開けられるようになっている園も未だ多く存在します。

最悪の事態を想定するなら、門が閉められていても不審者が勝手に園の中に入れてしまうわけです

保活の深刻さを考慮すると妥協せざるを得ないケースもありますが、なるべくならインターホンやセキュリティーカードなどが設けられている、関係者以外は気軽に入れない保育園を選ぶようにしましょう。

2:園庭の有無や広さを確認

可能なら、園庭があり大きいことに越したことはありません

子供は2歳にもなると外で目一杯に駆け回りたくなるものです。

4、5歳と年齢が上がると大勢でボール遊びをしたりもします。

園庭がないと散歩の形で近くの公園に出かけなければならず、交通事故の危険性が付いて回ります。

その他にも、植物を育てたり遊具の使い方を学んだりと、教育的効果が非常に高いのが園庭です。

3:保育園施設の隅々をチェックする

保育園の中に入ったら、保護者の立ち入りが許される部屋は隅々までチェックするようにしましょう。

チェックポイントは以下の通りです。

・防犯カメラはあるか
・掃除はされているか
・整理整頓はされているか
・危険が予測できる場所(階段・2階以上の窓辺)に対策はなされているか
・空調は完備されているか
・トイレは清潔か

その他にも、親が直感的に「子供を預けたい」と思える場所になっているかを、しっかりと確認する必要があります。

教育方針以上に、保育園の施設に不備があることは子供の命に直結します

先生の話を聞きながらも集中して確認したい点です。

4:保育園の在園児や先生の様子をチェックする

保育園の施設確認と合わせて行いたいのが、在園児や保育中の先生の様子です。

不快に思うことがないかはもちろん、自分の子供を預けるイメージが持てることが大切です。

子供が楽しそうに遊んでいたとしても、放置されていたり先生が不自然なくらい忙しそうな場合は、施設の運営に問題があります。

5:保育園の教育方針や準備物、子供の1日の過ごし方を聞く

見学に訪れると多くの園で、先生が施設を回りながら教育方針や1日の過ごし方について話してくれます。

一通り説明を受けて気になる点がある場合は遠慮なく質問しましょう。

以下は、見学時点で聞いておきたいポイントです。

・年次別の教育内容
・園が主導の習い事の有無
・おむつの種類(紙おむつor布おむつ)
・排泄物の持ち帰り(持ち帰りが必要な園が多いです)
・お昼寝布団の有無
・指定服の有無
・保育園バッグに入れるもの

保育園の教育内容や1日の過ごし方を理解したら、毎日の持ち物など母親の負担になるものを聞いておくのを忘れずに

毎日のことなので内容によっては大きく負担になるケースもあります。

6:給食の体制をチェック

ほとんどの保育園では子供の昼食に、給食制度を取っています。

どこで作られるのか?

温かいものが食べられるのか?

先生は同じ食事をするのか?など、気になることを確認しましょう。

中には、給食を通じて調理体験や園内菜園の野菜を食べるなど、食育に力を入れている園もあるので、園選びの1つのポイントになります。

7:可能であれば園長先生と話す

見学時に園長先生との面談がある園とそうでない園とがあります。

可能であれば、園の全ての権限・責任を持っている園長先生と会話をしておく方が安心です。

現場の先生だけではわからない園の方針や様子を知ることも可能です。

8:可能であれば送迎時刻をのぞいてみる

可能であれば、子供との散歩がてらに入園候補に挙げる園の送迎時刻に前を通ってみましょう。

見学だけではわからない先生と保護者との交流を垣間見ることが可能です。

見学時以外にも様々な角度から園を確認することで、保育園の本当の姿を知ることができるでしょう。

保育園を選ぶ前に必ずしておきたいこと


続いては、保育園選びを始めるその前に保護者がすべきことをまとめてご紹介します。

保活は妊娠中からスタートさせる

保育園に入るのが難しいことはニュースなどで多くの保護者が周知のことでしょう。

自治体によっては「待機児童ゼロ」を謳い、実際に待機児童となることなく保育園に入れるところも点在します。

しかし、入れればどんな園でもいいわけではありません

親がいいと思った保育園に子供を入園させるためには、妊娠中からの保活が重要です。

具体的な内容は、以下でご紹介します。

徹底的に情報収集する

保活成功の秘訣は、1にも2にも情報収集

まずは役所やネット、ママ友のネットワークを通じて保活のいろはを学びましょう。

特に、生まれてすぐに申請を済ませ“待機児童”になっておくと、保育園に入りやすくなる傾向にあります。

もちろん、入園条件を満たし枠が空いて入ればすぐに入園できてしまうので、その腹づもりは必要です。

自治体によっては入園に必要な“ポイント”と呼ばれる制度が設けられていたり、認可・無認可の園が決められたりしているので、なるべく早い段階で役所での情報収集を進めるのが良いでしょう。

必ず候補にする園は見学に行く

前章の冒頭でもお伝えしましたが、自治体に利用候補として申請する保育園には必ず見学に行きましょう

入園が決まってから「見学したら思っていたのと違ったので辞退します」などと自己都合で入園を拒否すると、多くの自治体でマイナス得点がつけられてしまいます

待機児童が多い自治体では、一定年齢になるまで認可保育園を利用できない可能性もあります。

保育園の申請をする際は、例えそれが第10候補であっても「見学→申請」の順を守るようにしましょう。

役所には足しげく通う

保活をスタートさせる時から、保育園に落ちてもなお、保育園の利用を取り仕切っている自治体の役所には足しげく通うことをおすすめします。

なぜなら、保活は過酷かつ複雑なため、書類を読んでいるだけでは理解し得ないことが多いためです。

役所の発行する書類の中には、いくつかの意味に取れる説明文が混ざっていることもあるので、真の意味を知るためにも気になることは必ず自治体へ直接確認するようにしましょう

保育園選びは子供の命を左右しかねないと心得る


ワーママになる上で、最も大切な仕事は保活だと言い切れます。

それは、保育園選びを間違ったら、子供の命を失いかねないからです。

もし、通える範囲に納得がいく保育園がなくそれでも仕事に復帰する必要があるなら、引越しを検討する必要もあります

また、入園してみて納得いかない点が出てきたら、過酷にはなりますが転園という選択肢を取る必要もあるでしょう

両者ともに、保育園を利用する家庭ではよく行われていることです。

保育園選びやその後の利用は、保護者が徹底的にこだわるべきだと言えるでしょう。