幼児教室の選び方のポイントをご存知ですか?
“いい教室かどうか”を見るべきという認識がある保護者の方は多いですが、具体的なポイントを列挙できる人は少ないでしょう。
今回は、幼児教室を選ぶ際のポイントと合わせて、絶対に知っておくべき注意点をご紹介します。
これから幼児教室を選びたいと考えているママ・パパは必見です。
幼児教室の選び方のポイントとは?
幼児教室選びにはいくつものポイントがありますが、今回は必ずチェックしたい7つにポイントを絞ってご紹介します。
優先順位が高い順にご紹介します。
1:子供と教室とのマッチングはどうか?
最も重要でいて見極めるのが難しいのが、こちらの点です。小さな子は特に、その日の気分でテンションが上下します。
そのため、そもそも教室に子供の個性が合っていないのか?
今日だけ気分が乗らないのか?は、保護者でも見極めるのは至難の技。
そのため、日頃から子供をよく観察したり祖父母に意見を求めたりして子供の個性を把握しておくようにしましょう。
体験教室へ行く際も、あらかじめ子供の個性を活かせるような教室を選んでおきたいものです。
2:幼児教室の教育や運営方針に共感できるか?
幼児教室には必ず教育方針が掲げられています。
特徴的な教育方針を掲げているところもありますが、ほとんどが幼児教育の理念を解釈し、それを実現するためにオリジナルの教育メソッドを開発しているという流れです。
受験を視野に入れている場合は、方針以外に実績を確認する必要もあります。3:先生を信頼できるか?
多くの幼児教室で掲げている教育方針を体現するため、独自の考えで教室に合った先生が選ばれています。
そもそも幼児教育に熱心な人が先生になることが多いので、大きく“外れる”ということは珍しいです。
しかし、中には子供への接し方が悪かったり放置している時間が長かったりと教室へお金をかけて通わせている意味を見出せないようなケースも散見されます。
先生の雰囲気や教育の様子をチェックすることも忘れずに。
4:月謝の支払額は生活の負担にならないか?
体験教室に参加すれば必ず必要となる利用料を教えてもらえます。
不明瞭な場合は論外ですが、明確になった利用料が生活の負担にならずに払い続けられるか?という点もチェックが必要です。
多くの教室が平日の昼間や夕方に開設されているので、現実問題ママ(もしくはパパ)がフルタイムで働くのが難しくなります。
家庭の収入と利用料のバランスは保護者が責任を持って確認すべき重要な項目です。5:無理なく通える場所にあるか?
当たり前ですが見落としがちなのが、教室のある場所です。
特に、通わせたいと強く思う教室であればあるほど、保護者は無理してでも利用してみようと考えてしまいます。
しかし、車移動の時間が長いと幼い子供は眠ってしまいますし、寝起きの子供をやる気にさせるのは至難の技であることは全ての保護者が知っているところでしょう。
子供も親も無理なく通える範囲で教室を選び、しっかりと教育効果を得られるように心がけましょう。6:カリキュラムの内容は子供が楽しんで行えるものか?
どれだけ崇高な教育方針を掲げていても、重要なカリキュラムがつまらないものだと意味がありません。
重要なのは、子供が楽しめる工夫がなされていること。子供の様子をチェックしながら、すでに利用している同世代の子供の様子を伺うことで、教室に慣れたら楽しめるカリキュラムになっているのか?そもそもつまらないのか?を見極めたいものです。
幼児教室を選ぶ際の注意点
先ほどご紹介したポイントとは別に、幼児教室を選ぶ際には注意点もいくつか存在します。
基本的なことからテクニック的なことまで、ぜひ参考にしてください。
幼児教室の体験教室には必ず参加する
基本中の基本ですが、幼児教室を選ぶ際には必ず体験教室を利用するようにしましょう。
先ほどご紹介したポイントの中にも体験しないとわかない部分がたくさんあります。
「当たり前!」と思う人は大丈夫ですが、教室利用者の中には「忙しいから」という理由で、全く他の教室を検討せず利用している教室も体験せずに決めている人が少なからずいます。
一度クラスを決めると友達の関係や授業の進捗などが気になり、途中でやめにくいのが幼児教室。
後から後悔しないためにも、必ず幼児教室を選ぶ際は体験教室を利用しましょう。
利用者や卒業生のリアルな声を聞く
幼児教室の体験会に参加したら、利用者や卒業生と繋がるように努力しましょう。
実際にその場で友達作りを始めてもいいですが、抵抗があると感じる場合は先生に紹介してもらったり、ママ友ネットワークを駆使して利用経験者のリアルな声を聞くべきです。
教室からの一方的な説明では魅力点しか教えてもらえず、実際のところを正確に把握するのは難しいです。
また、利用してみたからこそわかることも多々あります。
ネット上にはいくつも口コミが落ちていますが、やはり実際の利用者からリアルな体験を聞く以上に正確な情報はありません。
家庭の教育方針を明確にしておく
この記事を読んでいるということは、幼児教室の利用を検討されているので少なからず家庭の教育方針についてパートナーや家族と議論を交わされていると思います。
実際に教室を決定する際には再度、パパやママと教育方針を明確化するように意識しましょう。
というのも、利用を開始すると幼児教室の専門家から様々な情報が入ってきます。
もしかすると、利用者同士でネットワークが広がり「うちもこうした方がいいのかな?」と疑問に感じることもあるでしょう。
特によく聞かれるのが「当初は小学校受験は検討していなかったけど、教室に通ううちに魅力的に見えてきた」という声。
確かに小学校受験には様々なメリットがあるのは事実ですが、一方でデメリットがあるのも事実。
それに、人に影響されたからという理由だけで到底乗り越えられるハードルではありません。
費用と時間と、それに子供のストレスをかけたのに今一致本腰になれずに不合格だった、という無駄をなくすためにも必ず家庭の教育方針を明確にしましょう。
似た教育方針の“ママ友”ネットワークを広げる
幼児教室に関わらず、乳幼児を育てる際にはママ友のネットワークが欠かせません。
それほど、同世代の子供を育てるママは貴重な情報を抱えています。
幼児教室を利用すると決めたら、似た教育方針を掲げる、ママ友を捕まえてぜひネットワークを広げるようにしてみてください。
受験を検討している際はなおさらです。
“ライバル”でもあるため、手にしている情報を丸々教えてくれるママは少ないかもしれませんが、お互いが合格というゴールに近づけるように、協力できる仲間が見つかればこれ以上のことはないでしょう。
まとめ:幼児教室選びで最も重要なこと
今回は、幼児教室選びのポイントや注意点をいくつかご紹介しました。
いずれも教室を選ぶ際には注意しておきたいことですが、最も大事なことをまとめとしてご紹介します。
それは、幼児教室選びで最重要視したいことが「子供が楽しんでいるか?」という点であること。
幼児教育について書かれた本を少しめくるだけでその重要性に気づくことができますが、幼児教育を最も効果的に子供に教授させるためには、子供が主体的に学ばなければなりません。
主体的に学ぶためには、楽しさは必須です。幼児教室を選ぶ際には、今回の記事を参考にしてください。