子供が1人で寝るのはいつから?親と離れての就寝について

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育児中の多くの保護者が疑問に思う子供の「一人寝」

欧米諸国では、赤ちゃんの時から子供部屋を用意して一人で寝させるのが一般的と言う話も聞きますが、日本ではいつからスタートさせるのが最適なのでしょうか?

子供が「一人寝」するメリットとは?


一人寝の特徴は、その対義語とも言える「添い寝」とともに分析すると見えてきます。

添い寝はママやパパと一緒に布団に入って、“人に寝かしつけてもらう”ことが特徴ですが、一人寝は自分で布団に入り“自分で自分を寝かしつける”必要があります。

重要になるのは、入眠時の行動の方向性です。

受動的能動的2つに分けることができますが、前者が受動的で後者が能動的であるのは一目瞭然です。

この2つの行動は、寝かしつけに関わらず子供の成長過程において重要な役割を持ちます。

例えば、睡眠とともに人の成長の重要部である食事

離乳食を大人に食べさせてもらっているうちは受動的だと言えますが、自分で手づかみ食べをし出した頃に食事への能動的なスキルがスタートすると言え
るでしょう。

一方で、欧米諸国では添い寝の文化がないため生まれた頃から一人で寝るのが一般的です。

このことから、人は完全に親に依存している時期でさえ一人で寝ることが可能と言うことがわかります。

そのため、精神的に自立をしているから一人寝ができるのではなく、一人寝を習得するために試行錯誤することが子供の成長を大きく促すと言えるでしょう。

子供を一人で寝させるのに最適な時期とは?


では一体、一人寝をスタートさせるために最適な時期とはいつなのでしょうか?

教育学を専門とする篠田博士によると、一人寝のスタートは4歳から小学1年生あたりがベストとしています。

その理由として、4〜5歳は言語を習得して知性や自我の形成が進む時期であるため。

親との対人関係においても心身ともに分離を始める時期で、自分で新しい環境に溶け込もうとする時期であるからとしています。

幼児研究の分野では「第二の自我」「社会的自我」と呼ばれる発達で、この時期に一人寝を始めることで自分の居場所が確立し、一人の人間として自立することを促す効果があるとされています。

その他にも、小学校に上がる前後に一人寝できるスキルをつけておけば、不安な日や寂しい日に親の布団に潜り込むことができると言うメリットもあるのだとか。

確かに、小学校高学年以降には、そんなことはしたくてもできません。

一人寝の不安を抱えたまま寝られない夜を何日も過ごさせてしまう心配もあるかもしれませんよね。

それならば、早いうちから一人寝をマスターさせた方が良いと言えるでしょう。

子供を一人で寝させる方法


最後に、子供をスムーズに一人寝させるための方法をご紹介します。

先輩ママの実践例もあわせてご紹介しますので、参考にしてチャンレジしてみましょう。

子供を一人寝させる方法

1:進学を理由にしてみる

一人寝を開始するのに適切な時期には、幼稚園から小学校へ上がると言う大きなイベントが含まれています。

もちろん、その頃までに一人寝がマスターできていれば問題ありませんが、まだの場合には小学校への進学を理由にしてみましょう

この時期に学習デスクとベッドを子供に新調すると言う家庭も多いので、「これがあなたの場所ね」と言う風に促してみるのもおすすめです。

また、小学校に入ると宿題や明日の授業の準備など、寝る前にしておくことが増えます。

2:きょうだいと一緒に寝かせてみる

一人寝のタイミングで迷うことが多いのは、一人目の子供

きょうだいがいる場合はぜひ、一緒に寝かせてみるように促しましょう

下の子が4歳に達していない場合でも、お兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒なら案外スムーズに“きょうだい寝”を行えるはずです。

「下の子はまだ小さいから」と言って下の子だけが親と一緒に、上の子だけを一人で寝かせるのは孤独感が強く精神的な負担につながります

3:自分から言うまでとことん待ってみる

小学1年生ごろまでに習得するのが理想だとされる一人寝ですが、どうしても子供が嫌がるなら子供が自分から言いだすまで待ってみるのも方法です。

小学校の中学年にもなると、男女問わず友達との情報交換が盛んになるもの

クラスの友達が一人で寝ていることを知ったら、自分から言いだすかもしれません。

一人寝に関わらず、子供の自主性を重んじることは子育ての大切なポイントです。

4:ご褒美を用意してみる

一人寝は“たまたま一人で寝られた”と言う状態では完了したとは言えません。

一人で寝ることを習慣化する必要があります

そのため、「1週間一人で寝られたら、○○をしようか!」などと、ご褒美を用意してみるのも方法です。

目標を達成する喜びを味わいながら一定期間一人で寝る体験をすることで、子供が自分で自分を寝かしつける方法を体得することができるでしょう。

5:お気に入りアイテムを見つける

大人にも好きな体勢やお気に入りの寝具など、自分なりの入眠の儀式があるはずです。

子供もそんなお気に入りを見つけることができれば、一人で寝ることにぐんと近づけるもの。

一緒にフカフカの布団やタオルを選んでみるのもおすすめです。

先輩ママに聞く!うちはこうして一人寝を成功させた!

・8歳女子のママ
「うちは一人っ子で、私が専業主婦なこともあって、赤ちゃんの頃から子供と一緒に布団に入って朝起きる生活を続けていました。

気づいたら、小学校に上がる直前まで赤ちゃんの頃と同じスタイルで寝続けていて、『これではダメかな?』とママ友に情報蒐集するように。

子供の多いママ友の中には、下の子を1歳くらいからママなしで寝させていると言っている人もいて、正直焦りました。

子供に甘えん坊な性格があることや自主性がないのは私の育て方が悪いのかも、と独り寝以外にも自分を責めたりして。

それで、小学校に上がるのを機に、一人で寝るように約束したんです

寂しがるかと思いきや、その日からスッと一人で寝てくれました。寂しいと言う日もあるので、そんな日だけ一緒に寝るようにしています。」

・5歳・3歳・1歳(三姉妹)のママ
「マンションで子供を3人育てているので、三段ベッドを使っています。

ベッドを買ったのを機に、上の子2人は一人寝をするようになりました。

一人で寝てもらう!と意気込んだわけでもなく、ただただ寝る場所がないので『今日からベッドで寝てね』と言う感じで。

真ん中の子供はまだ3歳ですが、新しいベッドと自分の場所ができたことに大喜びです。

上の子はもともと全てのことを一人でするのが好きな方なので、一人で寝ること自体にもなんら抵抗なく完了しました。」

・4歳男子のママ
「赤ちゃんの頃から寝かしつけに困る子で、私じゃないと寝ないので夜はと
っても疲れていました。

ある日、『お母さん用事したらお布団行くからね〜』と先に子供一人で布団に行かせたら、勝手に一人で寝ていました。

『わー、あんなに疲れた寝かしつけが、こんなにあっさり終わるのねー』と、大変だったわりに一人で寝ている姿を見るとものすごく寂しくなって(笑)まだ20時くらいだったので、一人時間を楽しめるはずだったんですが、その日は私が寂しすぎて一緒に布団に入って寝ました。

その日から何度かグズルことはありましたが、一人寝を続けています。」

1人寝は、子供の様子や個性を大事に進める


1人寝に限った話ではありませんが、子供の成長をサポートするのに重要なのは、子供の個性を尊重することです。

先輩ママたちの体験談もご紹介しましたが、1人で寝れるようになるまでの過程もタイミングも様々です。

友達や兄弟が幼い頃に1人寝ができていたとしても、比べたり焦ったりすることなく子供の様子を見ながら進めてみましょう。

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