なぜ日本以外の世界の国々は 幼児教育に力を入れるのか?

特別記事

 

プロフィール

大坪 信之(おおつぼ のぶゆき)/株式会社 コペル 代表取締役。福岡大学人間関係論非常勤講師。一般社団法人徳育学会会長。日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。2児の父。1963年福岡県生まれ。大学卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社にてシステム開発や営業業務に従事する。自身の子育て中の経験から幼児教育に興味を持ち、1994年に徳育教室(現コペル)を設立。幼児教室コペルの運営を通じて、子どもの心の教育を志し、様々な研究に取組んでいる。全国各地で子育てセミナーや子どもの潜在能力を引き出すための講演活動なども多数実施。

 

皆さま、こんにちは。

コペルの大坪信之でございます。

私は、これまで25年間幼児教育に携わっていますが、それを通じて感じておりますのは、「子どもは、本当に天才」だということです。

14,000人以上の子どもたちと携わってきましたが、能力が発揮できない子どもは、一人としていないということを確信もって言うことができます。

人間の能力は遺伝で決まらない?


これまで、人間の能力は、遺伝で決まるのか、それとも環境で決まるのかという論争がありました。

この論争ですが、最近、遺伝子工学が進んで、人間の能力は、脳細胞の遺伝に関しての遺伝的な差は「1万分の2」しかないことが分かりました。

したがって、ほとんど誤差の範囲だということです。

例えば、音楽家のお子さんが音楽家になる可能性は92%だと言われています。

だから、音楽家の遺伝子があるのではないかと言われてきましたが、これもそうではないということです。

音楽家の家庭は、音が溢れているので、その環境から音楽家になるということです。

他にも、目が見えない方が音楽的な才能を発揮する可能性が高いですけれども、それは目が見えない分、音をよく聞こうとして耳が良くなり、音楽家になっていると考えられます。

したがって、能力は遺伝ではなく「環境が作った」ということです。だから、幼児期にそういった環境があれば、誰でも能力を発揮できるようになるということでしょう。

人間の脳は6歳までに90%決まる?


幼児期の中でも、6歳までの1年間は、大人の体感の120年分だと言われています。

6歳未満のお子さんにとって、1ヶ月は大人の10年分に相当します。

だから、大人と6歳までの子どもは、世界が全然違います。

それはなぜかと言うと、脳細胞は数が増えるのではないからです。約320gで生まれて、大人になると約1450gまで増えます。ただし、その「90%は6歳までに重さが完成」します。これは、脳細胞をつなぐネットワークが増えていくからです。

この脳細胞をつなぐネットワークは、6歳までに爆発的に増えていきます。

大人の120倍のスピードで増えていきます。

しかし、6歳になると、リンクスワンという、毒蛇が持っている神経毒を出して、麻痺させ、それ以上増えないように人間の脳はなっています。

これは、ハーバード大学のヘンシュ博士のチームが解明しました。

天才ネズミをつくろうということで、リンクスワンが出ないノックアウトマウスをつくりました。

ですが、このネズミは脳の成長が止まらないので、伸び続けますが脳が壊れてしまいました。

0歳から6歳で4倍の重さになっているので、そのまま4倍に増え続けることはできないということでしょう。

だから、人間の脳は、6歳になるとリンクスワンによって麻痺をさせ脳の成長を止めてしまうのです。

ユニセフ「世界子供白書」で提言


つまり、これを考慮すると、教育は「6歳までで90%近く終わってしまう」ということです。

実は、これをユニセフが「世界子供白書」を通じて、世界各国に提言しました。

そこに書かれているのは、「6歳までで90%近く終わってしまう」ことをふまえ、幼児期にその子の一生が決まってしまうので、政府は幼児期の教育に力をいれなさいということでした。

幼児教育に力を注ぐ日本以外の世界の国々…


それを受け、今は世界各国で幼児期の教育に力を注いています。

例えば、イギリスは6歳から義務教育を開始しても、6歳までに決まってしまうのでは意味がないと、3歳まで週に1回幼児教育を受ける体制をとっています。

そして、小学校の開始も4~5歳に早められました。

カナダでは、「完璧な親なんていないんだプログラム」というものを国が作り、0歳から税金で教育を行っていますまた、デンマークでは、チャイルドナースという制度を作りました。これも税金です。

ヘックマン教授というノーベル経済学賞を受賞した先生が幼児教育の本を出しました。その中では、税金の一番有効な使い方は幼児教育だと言っています。だから、そこでも幼児教育に力を注ぎなさいと提言しています。

フランスは、これから小学校の入学を「3歳に引き下げる」と発表がありました。

このように、日本以外の世界各国で、国をあげて幼児教育に力を注いでいます。

実際、私の運営する幼児教室コペルも、中国で展開していますが、今9教室まで拡大しています。

全て、500㎡以上の1000名対応の教室で、中国でも非常に熱心にその教室に通われています。

幼児教育については、日本人よりも中国人のほうが詳しいです。説明会などで質問を受け付けると、全く終わらないです。「飛行機の時間がありますから1時間どうぞ」と言うと、1時間質問が終わらないです。

大坪信之氏インタビューの完全版はコチラ

プロフィール

大坪 信之(おおつぼ のぶゆき)/
株式会社 コペル 代表取締役。福岡大学人間関係論非常勤講師。一般社団法人徳育学会会長。日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。
2児の父。1963年福岡県生まれ。大学卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社にてシステム開発や営業業務に従事する。自身の子育て中の経験から幼児教育に興味を持ち、1994年に徳育教室(現コペル)を設立。幼児教室コペルの運営を通じて、子どもの心の教育を志し、様々な研究に取組んでいる。全国各地で子育てセミナーや子どもの潜在能力を引き出すための講演活動なども多数実施。

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