子供の才能が伸びるのもそうでないのも、原因が母親にあるとしたら張本人であるママは目が醒める思いですよね?
そして、絶対に可能なことは実践して、子供を伸ばしてやろうと思うのが親心です。
仰々しく聞こえますが、子供を伸ばすコツは、さほど難しいことはありません。
日頃の心がけ次第で取り組める、子供を伸ばすコツを親の特徴を確認しながらご紹介します。
子供を伸ばす母親とは?
伸びる子供
そもそも、“伸びる子供”とは何なのでしょうか?
全ての子供は生まれながらにして唯一無二の才能や個性を持っています。
そんな宝物を成長に従って伸ばせる子がいればそうでない子がいるのも事実。
まずは、子供側の特徴を知ることで子供を伸ばす方法を探ってみましょう。
・素直
伸びる子供は全員、素直であると言い切れるでしょう。本来、子供は素直なものですが、成長するにつれて経験する様々な知識がそれを邪魔します。
素直でなくなることを違う角度から見ると、生きるために必要な術とも捉えられます。
例えば、友達に笑われたくないから先生の質問に「わからない」と言えないケース。
素直であれば大きな声で「わかりません!」と言うところですが、羞恥心という生きるための高度な感情を手に入れたことによってこうしたシーンが生まれます。
しかし、わからないことをわからないと正直に言えないと、正しい知識を効率的に得られないのも事実。
なるべく素直であることは、才能を伸ばすためには重要なポイントです。
・規則正しい生活
生活習慣の正しさと学校の成績は比例するとは、多くの教育専門家が口にすることです。生活習慣が乱れると遅刻をしたり居眠りをしたり、栄養不足で頭が回転しないということも考えられます。
生活習慣が乱れるとどの点を取っても、才能を伸ばせない結果につながることに気づくでしょう。
特に、午前中は子どものみならず大人にとっても集中力が最も高まる貴重な時間帯。
午前中に頭をフル回転させるためには、早寝早起きに加え、栄養バランスの良い朝食、そして毎日健康的な体を維持するための適度な運動が必要になるわけです。
・好奇心旺盛
大人になるとアウトプットが優れた人こそが、“できる人”と称されることが多いでしょう。
しかし、心身ともに人生で最大の成長段階にある子供時代はそうではありません。
何と言ってもインプットの量と質が重要にあるわけですが、好奇心旺盛で、何事にも興味を示せる子供はそのレベルが格段に上がります。
そもそも子供は全員好奇心が旺盛です。目にする全てのものが初体験なので、自然とそうなるわけですが、その貴重な感情を潰すのも伸ばすのも親だと言えるでしょう。
子供を伸ばす母親
伸びる子供の特徴をのぞいて見ると、少しずつ伸ばす母親のイメージも湧いてくるでしょう。
ここでは、最も重要な子供を伸ばす母親の特徴について触れたいと思います。
具体的に心がけたいことは以下の章でご紹介しますが、まずは最も大事な点について。
子供を伸ばす母親はズバリ「おおらかである」ことに尽きるでしょう。
“おおらか”を分解してみます。
・いつも笑顔
おおらかな人をイメージした時、全ての人が思い浮かべるのが笑顔で存在する人でしょう。
おおらかな人はいつも笑顔です。そして、ネガティブなことでも笑顔でどこかへやってしまう力があります。
・時間に余裕がある
暇だという意味ではありません。
おおらかな人は、おおらかでいるために時間をうまく使いこなし、いつも余裕を持って行動しています。
仮に自分ではどうしようもない出来事で時間が押してしまっても、大きな心で受け止めてしまうのです。
・落ち着いている
時間と考え方に余裕があるため、おおらかな人は落ち着いています。
落ち着いている人のそばにいると癒しを感じる人は多いでしょう。
そのため、おおらかな人の周りには自然と人が集まってきます。
おおらかな人は人気者だと言えるでしょう。
・冷静である
落ち着いていると似ていますが、冷静であるとは感情に左右されないことを指します。
自分がいかなる状況にいても、感情的な発言はせず冷静な頭で物事を把握します。
また、相手の地位や立場の上下で言葉の意味の捉え方を変えないことも、冷静である証拠でしょう。
一見、できるビジネスマンに通じるような特徴が列挙されましたが、どんな大人にもあてはまる重要なポイントが確認できるでしょう。
母親も例外ではないのです。
子供を伸ばす母親と伸ばせない母親の具体的特徴比較
母親が自分の人生に納得しているか
特徴の1つ目が親から子に向けたものではなく親自身の満足感であることに驚かれる人もいるでしょう。
しかし、これが最も大事なことだと言っても過言ではないのです。
親子間には無償の愛を感じるものですが、いくら親といえども自分が満たされていないと子供に余裕を持って接することはできません。
簡単ではないことですが、まずは母親が自分の人生に納得できるよう日々心掛ける必要があります。
社会や会社や家族に不満を抱えたままでいると必ず言動にその思いが現れ、子供に伝わってしまうものです。
また、親自身が健康でいることも非常に重要です。
体調を崩すとメンタルもやられますし入院などで子供から離れるのはいずれの親も本望ではありません。
育児中は多忙な時間が続きますが、無茶をせずにまずは自分の健康を維持できるように工夫する必要があるでしょう。
いつも笑顔
毎日に納得することができさらには余裕を生むことができれば、厄介な現象が起きたとしてもポジティブに捉えることができます。
ポジディブな思考を持つ人はいつも笑顔でいることができます。母親が笑顔でいることは子供に安心感を与えるばかりでなく、幸福感や集中力を高めるとさえ言われています。
幸福感を感じながら集中力を高められることが子供にとってどれだけ重要かは、全ての親が体感しているところでしょう。
子供の集中力が自分の笑顔にかかっていたなんて、思いもよらなかったお母さんも多いのではないでしょうか?
両親共に教育方針に納得している
母親が上記のような思考で、笑顔でい続けるために欠かせないのが父親のあり方です。
夫婦といえども、どんな家でも細かな意見のぶつかり合いはあるでしょう。
それでも大きな意味での考え、具体的には人生観や教育方針などを共有し、認め合えていれば問題はありません。
後は、他の家と比べたり妬ましいと感じたりすることも不必要。
「自分の家はこれがいいんだ!」と両親が共に納得できていることが重要です。
こんな風にパートナーと思い合えていれば、それだけで家庭の幸福感がアップします。
多品目の食事
ある専門家は、子供の能力を伸ばしたければ1週間に70品目を与えよ、と提言しています。
1日に異なる10品目を子供に与え続ける1週間。
自炊をしながら子育てしている母親であれば、その難易度を察することができるでしょう。
しかし、それほどバランスのとれた食事が子供の才能に欠かせないという証拠でもあります。
「子供の好き嫌いがあるから」「食べないよりはマシ」という思いもわかりますが、まずはこれまで口にしたことがない食材を子供とチャレンジするところから始めてみましょう。
子供を伸ばしたいなら、まず自分から
子供を伸ばしたいなら、まずは親が自分の毎日を見つめ直す必要があります。
自分が幸福でないのに、子供を幸福にしたりましてや才能を伸ばしてやることは難しいと言えるでしょう。
ピリピリと子供に学習や習い事を強いる前に、自分と家族の幸福について考えてみましょう。
おおらかな育児を心がけると自ずとその答えが見えてくるものです。