赤ちゃんのときから英語を習わせて、将来英語がぺらぺらになってほしい!
そう思う親御さんは多いはず。
特に、ご自身が英語に自信がない親御さんにこの傾向は強いようです。
現在は小学生から英語が必修科目になっていますが、もっと早く、赤ちゃんの頃から英語を習わせたいと考える親御さんもいますよね。
でも、果たして赤ちゃんから英語を習わせることは有効なのでしょうか?
この記事では、赤ちゃんから英語を習わせることの効果と、英語教育の仕方を説明していいます。
赤ちゃんの英語教育はなるべく早く!
「赤ちゃんへの英語教育はいつから始めるべき?」
この問いの答えは、
となります。
“赤ちゃんは語学の天才”と称されることがありますが、その理由は、言語の習得能力は7歳頃までに完成されることにあります。
つまり、言語習得能力が衰え始める7歳までに英語を習得させるのがベスト、赤ちゃんに英語を習わせたいなら、早ければ早いほどいいというわけです。
特に発音に関しては、さらに早く衰え始めるとの説もありますので、できるだけ早く、多くの英語に触れさせてあげるのがいいですね。
赤ちゃんに効果的な英語学習
まだ日本語もままならない赤ちゃんに、どうやって英語を教えればいいのでしょうか?
赤ちゃんに英語を教える際に大事なことは、就学してから習う文法ではなくリスニング力や発音です。
YoutubeやCD、DVDをかけてたくさん歌わせる
赤ちゃんには、とにかく英語をたくさん聞かせてあげましょう。
ただ流しているだけではなく、親も一緒に歌い、発音を真似しながら聞くことでよりリスニング力、発音力が高まります。
Youtubeでは無料でたくさんの赤ちゃん向け英語コンテンツを視聴することができますので、質のいいチャンネルを登録しておきましょう。
アメリカでの人気幼児向け番組「セサミストリート」などもおすすめです。
お子さんが気に入ったものがあれば、何度も繰り返し流しましょう。
英語の絵本を読んであげる
絵本は赤ちゃんにとって重要なおもちゃの一つ。
いつも読んであげている絵本を、英語のものに変えてみてください。
物語や、カラフルな色使い、キャラクターなどを楽しみながら英語を学習することができます。
もじ自分の英語の発音に自信がない場合は、CD付きの絵本も売られているのでそちらを利用しましょう。
英語の語りかけを行う
普段赤ちゃんに対して何気なく言っている言葉を英語に変えるというやり方です。
「おむつ換えようね」
(Let’s change your diaper.)
「それちょうだい」
(Can I have that?)
「ママのところにおいで」
(Come to Mommy.)
このような簡単な言い回しを、恥ずかしがらずに日常生活で語りかけてみましょう。
ときどき使うだけでは意味がありませんので、根気よく毎日使ってくださいね。
赤ちゃんの英語教育に関する注意点5つ
赤ちゃんに英語を習わせたい!と熱心になるあまり、高い教材をたくさん買ってしまったり、あれもこれもと手を出して結局何も身につかなかった…となってしまっては本末転倒です。
赤ちゃんにしっかり英語を身につかせるために注意しなければならないことが5つあります。
親子で楽しむ
英語学習は、とにかく楽しむことが何よりのポイント。
親が張り切りすぎて赤ちゃんが英語を嫌いになってしまう…というのはよくあるパターンです。
赤ちゃんの反応を確認しながら、親子で楽しめるやり方を模索しましょう。
親も学ぶ
言語はコミュニケーションをとるための手段です。
どんなに英語のCDやDVDをかけ流していても、生身の人間と話せるようにならなければ意味がありません。
ネイティブと同じような発音ができなくても大丈夫。
英語を使ってコミュニケーションを取るのが最大の目的ですから、CDや教材を使うだけでなく、親であるあなた自身も積極的に英語を用いて赤ちゃんとコミュニケーションを取りましょう。
日本語教育もきちんとやる
当たり前のことですが、赤ちゃんの時期は日本語を習得する時期でもあります。
母国語である日本語をしっかり話せないと赤ちゃんが大人になったとき困りますから、美しい日本語、正しい日本語を親が使い、赤ちゃんに教えることも忘れないでください。
海外ばかりに意識が向きすぎると日本人としての愛国心やアイデンティティが失われ、思春期に差し掛かったときなど情緒不安定になりかねません。
先述した通り赤ちゃんが語学の天才なので、日本語と英語を同時に教えても全く問題ありませんが、どちらも中途半端にならないように気をつけましょう。
継続する
「1.親子で楽しむ」と共通する部分でもありますが、言語は毎日の積み重ねで習得できるものです。
英語だけでなく、日本語も繰り返すことで覚えられるようになりますよね。
ですので、できるだけ楽しく継続できる方法を探し、毎日欠かさずに行いましょう。
英語=嫌なもの、と赤ちゃんのときに刷り込まれてしまったら、その後ずっと英語を苦手に感じてしまう可能性もあります。
遊び感覚で続けられる方法を見つけてくださいね。
子どもの意志を尊重する
赤ちゃんの頃から英語を習わせたいというのは親のエゴです。
将来英語で苦労してほしくない、世界に通用する人間になってほしい、など親の理由が一番になっていませんか?
もちろん自分の子どもへの英語教育は親にできる最大のプレゼントですが、赤ちゃんがやがて成長し、意志を持つようになった段階で都度子どもの気持ちを確認しましょう。
親からのプレッシャーを感じて英語を嫌いになってしまう子もいますし、子どもが本来興味を持つ分野に改めて投資をするのも一つの方法です。
あくまでも英語教育は、赤ちゃんの可能性の間口を広げるという意味で活用しましょう。
赤ちゃんにおすすめの英語フレーズ
先述の「英語で赤ちゃんに語りかけ」におすすめのフレーズを、日常生活でのシチュエーション別にご紹介します。
どれも簡単なものばかりなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
朝
- Time to get up!(起きる時間だよ)
- Good morning, baby.(おはよう)
- How are you today?(今日のご機嫌はどうかな〜?)
- Did you sleep well?(よく眠れた?)
- Are you still sleepy?(まだ眠いのかな?)
寝かしつけるとき
- Let’s put your pajamas on.(パジャマを着ようね)
- (It’s) time to go beddy-bye, dear.(ねんねの時間ですよ)
- Nap time.(お昼寝の時間ですよ)
- Big yawning.(あくびしてますね〜)
- Let’s go beddy-bye.(おねんねしようね)
赤ちゃんがご機嫌のとき
- You’re such a happy baby.(ご機嫌ね!)
- You’re in a good mood.(ご機嫌ね)
- You’re (so) active.(元気だね!やんちゃだね!)
- You are such a wonderful baby.(なんて可愛いの)
- Be a good boy/girl today.(一日いい子にしててね)
赤ちゃんへの英語教育を今すぐ始めよう!
赤ちゃんへの英語教育は、早ければ早いほどいいということはお分かりいただけたと思います。
赤ちゃんの将来の可能性を広げるためにも、ぜひ早速赤ちゃんへの英語教育を始めましょう!
張り切りすぎず、赤ちゃんが英語嫌いにならないように、親子で楽しみながら英語を学ぶということを忘れないでくださいね。