子どもが3歳くらいになると、そろそろ何か習い事をさせたいと思う親御さんが多いようです。
3歳の前後の子どもは言葉をしっかり話せるようになっていますし、好奇心旺盛で興味の有無もはっきりしてくるので習い事を始めるのにはおすすめのタイミングです!
ぴったりの習い事に出会えれば才能が開花して将来その道のプロになるかも!?
この記事では、3歳におすすめの習い事と習い事をさせる際の注意点をご紹介します。
3歳から習い事を始めるのがおすすめな理由
3歳という年齢は、その子が才能ある子になるかどうかの分岐点と言われています。
というのも、人間の脳は3歳までに約80%が完成するからです。
そこで完成された脳のままこれからも生きていくというわけです。
脳が完成する過程で習い事をして刺激することで、その子の人生が大きく変わる可能性があるのです。
とはいえ、3歳の子どもに知識を詰め込む英才教育にはあまり意味がありません。
それよりも脳の基礎を作る方が大切で、そのためには習い事はとても効果的です。
習い事の中で失敗や成功を学び、ともに切磋琢磨しあう仲間に出会い、どうすればもっと成長できるのかを自然に学んでいきます。
3歳の習い事に必要なのは、何がその子に合っているのか、その子の可能性を広げてくれるかを探し出すということなのです。
3歳児におすすめの習い事を一挙に紹介!
それではここからは、実際に3歳におすすめの習い事はなんなのかをご紹介していきます!
水泳
子どもの習い事ランキング第1位が水泳(スイミング)。東大生が子どもに頃にやっていた習い事でも1位になっていたことが話題になりましたよね。
水泳は全身運動でありながら水の浮力を利用して負担なく身体を鍛えることができるので、身体の弱い子や病気をしがちな子の体力づくりとしてもおすすめです。
また進級やタイムなど「頑張れば上にいける」ということを体感できるので、向上心を育てるのにも役立ちます。
水着やゴーグルくらいしか必要なものもないので、手軽に始めやすいです。
英語
英語は小学生で必須科目になるなど、いずれは必ず必要になってくるスキルです。特に3歳くらいまでは人生の中で一番耳がいい時期なので、リスニング力を鍛えるのには適しています。
大きくなってから英語を習うよりも、小さいときから慣れ親しんでおくことで苦手意識を持たなくなるのでおすすめです。
3歳程度だと文法をしっかり教え込むのではなく、外国人の先生とコミュニケーションをとったり、歌を歌いながら発音を鍛えたりすることが目的となります。
幼児教室
幼児教室は、赤ちゃんから通える知育などを目的とした習い事の一つです。
教室によってさまざまな違いがありますが、基本的には子どもの才能を伸ばすことを目的としたものです。
いわゆる勉強をするのではなく脳を活発にするための体験を行う授業が多いです。
3歳くらいのコースだと、ひらがなやカタカナの練習をしたり、お友達と一緒に遊びながらコミュニケーションを学ぶ授業も多く取り入れられています。
幼稚園や小学校に入る前に、集団生活の練習として習わせるご家庭も多いようです。
サッカー
男の子に人気の習い事はサッカー。3歳の男の子は体力が有り余っているので、発散させるためにもほぼ走り続けるサッカーはおすすめの習い事です。
転んだり怪我をしたりも増えてきますが、簡単にはくじけない心や向上心、またチームプレイなのでコミュニケーション力の向上にも効果が期待できます。
3歳の頃からサッカーをやっていると、小学校の体育の授業で活躍できるので自尊心を育むのにも役立ちます。
ピアノ
3歳くらいが一番耳がいい時期なのでピアノもおすすめです。音感を鍛えることができますし、手先を使う・楽譜を読む・暗記するなど脳の発達にも効果があると言われています。
練習すれば曲が弾けるようになり、レベルに合わせて難しい曲にも挑戦できるようになるので、成果が自分自身も目に見えて分かるようになります。
またピアノは定期的に発表会があるのがほとんどなので、内気で恥ずかしがり屋な子が人前に出る練習にもなります。
ダンス
ダンスは、音楽に合わせて全身を動かす運動なので体力づくり・音感を鍛える・柔軟性を身につけるといったことを同時に学べる習い事です。
柔軟性を身につけると怪我をしにくくなることもおすすめできる理由の一つです。
また、ダンスの種類にもよりますが個人ではなく複数人で踊る場合にはコミュニケーション能力アップにも役立ちます。
ちなみに現在中学校ではダンスは必須科目なので、小さい頃から習っていれば注目の的になるかもしれません!
空手・柔道
空手や柔道、他にも合気道や剣道など、武道系の習い事も人気です。基礎体力がつくのはもちろんのこと、挨拶や目上の人を立てるなどといった礼儀・作法を厳しく指導されるので、大きな声で返事をできる礼儀正しい子に育ちます。
精神を鍛える要素も強く、忍耐強く粘り強い性格が身につきやすいでしょう。
先輩となるお兄さんも同じ道場で練習していることが多いので、兄弟がいない子にとってもおすすめの環境です。
自分の身を守れるようになるので、男の子はもちろん女の子にもおすすめの習い事です。
体操
全体的に身体を動かすことのできる体操は、近くに公園がなかったり、思いっきり遊ぶ環境がないお子さんにはおすすめの習い事です。
基礎体力・免疫力の向上が期待できます。通常の運動能力に加え、体操ではバランス感覚も重要になってくるので日常生活では怪我をしにくくなりますし、美しい演技を求められるので姿勢もよくなります。
体操器具はオリンピックで見るようなものから、子ども向けだと跳び箱、マット運動、ボールなどもありアスレチック感覚で楽しめるので、お子さんも楽しく続けられるはずです。
バイオリン
ピアノと同じく、バイオリンも音感向上や指先を使う習い事としておすすめです。
ピアノとの大きな違いは、「自分で音を作る」ということ。
ピアノは鍵盤ごとに出る音が決まっていてそれを弾くことで音楽を奏でます。
バイオリンは弦を引いて自分で音を調整して弾くので、ピアノよりも正確に音階を聞き分け、自分で再現する能力を身につけることができます。
バイオリンはお金のかかる習い事のイメージがありますが、教室によっては無料で楽器の貸出を行うなど最近ではハードルが低くなっているのでおすすめです。
リトミック
リトミックは体操の一種ですが、音楽を用いるのが特徴です。
幼児教育が取り沙汰されるようになり一般化したリトミックですが、意外と明治時代から日本に存在する教育の一つでもあります。
音楽に合わせて身体を動かすのでダンスのようなリズム感、音感を鍛えることに役立ちます。
リトミックが幼児教育に取り入れられる理由の一つに、心のバランスを整える効果があります。
情操教育でもあるリトミックを習わせることで子どもの癇癪やイライラをおさえ、おおらかな子どもに育てることができます。
3歳で習い事をさせるならここに注意
いいことだらけのように見える3歳からの習い事ですが、注意しなければいけない点もあります。
3歳の脳は成長段階ですので、無理に知識や情報を詰め込むことはかえって脳の発達を阻害する可能性もあるからです。
3歳の子は、自分の興味あることしかやりたくありません。
それを、親のエゴで子どもの興味がないことを無理にさせてしまうとどんどんやる気がなくなり、脳も萎縮していってしまいます。
子どもの様子を見ながら、楽しく続けられる習い事を選びましょう。また、たくさんの習い事をいっぺんにさせることも子どもにとっては大きなストレスになります。
子どもには子どもの人間関係があるので気を張りますし、場所の移動や慣れない環境にも大人以上にストレスを感じます。
ストレスを感じていてもうまく言葉にできないのが3歳なので、親がしっかり子どもの様子を観察して信号を察知してあげましょう。
まとめ
3歳におすすめの習い事や、習い事をさせる際の注意点などをご紹介しました。
その道のプロになっている人は、やはり小さい頃から習い事をしていることが多いです。
3歳の子は知識も経験もありませんから、自分から「これをやりたい」とは言えません。
親であるあなたが、その子の持っている可能性を引き出せる習い事を見つけることが重要です。
子どもに無理に習い事をさせるのではなく、その子が本当に好きなことを見つける手助けをしてあげてくださいね。