乳児への教育3つの実践法!やり方とその注意点をご紹介

  

自分の子どもには様々なことができるようになって欲しいと願うのが親心。

そのために、乳児からアプローチを開始することもできます。

教育を聞くと難しいイメージを持ったり、乳児のうちからは早すぎると感じる方もいるかもしれませんが、乳児教育を知るとそれ
ほど難しくないこと、また自然な形で日常生活に取り入れられることを知り驚く人が多いです。

今回は、そんな乳児への教育について場面別のアプローチ法をご紹介します。

それぞれについて注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

自宅編〜乳児の脳を日常的に刺激して、健やかな発達を目指す〜


まずは、最も取り入れやすい自宅でパパやママが独自に実践できる方法です。

すでに取り入れられているものや初めて知る物があると思いますが、今一度チェックする気持ちで確認してください。

1:「お世話の際は声掛けをする」

オムツを替えたりミルクをあげたり。

0歳の赤ちゃんには毎日数え切れないお世話をする必要がありますが、そのお世話ごとに声掛けを心がけましょう。

ポイントは、しっかりと目を合わせてコミュニケーションをとること。

はじめのうちは返答のない赤ちゃんも、生後3ヶ月を過ぎる頃には笑顔で返してくれるようになります。

パパやママの声を聞いて安心し、言葉を聞いて脳が発育するとされています。

○注意点
忙しくなりがちな乳児のお世話ですが、淡々と作業をこなすように進めるのはNG。

2:「おもちゃを遊ぶ際は、見やすい位置で」

乳児の視力はさほど高くなく、安定していないのが特徴です。

音のなるおもちゃや絵本を使って遊ぶ際は、目の前の見やすい位置で、ゆっくりと動かすことを心がけましょう。

パパママの声同様に、おもちゃなどから出る音は、赤ちゃんの脳を刺激し発育を促してくれます。

○注意点
重いもの・ひも状のもの・尖ったものなど、怪我をさせる危険性があるおもちゃは、乳児
に近づけないようにしましょう。

3:「スキンシップをたくさんする」

おんぶに抱っこ、高い高いなど乳児期にはスキンシップが重要です。

乳児が泣く理由には、お腹が減った・眠たいなどの生理的な欲求が目立ちますが、抱っこして欲しいから泣くことも多いです。

スキンシップを心がけたくさんの愛情を注ぐことは、健やかな発育につながります。

○注意点
頭を強く振ると「揺さぶられっこ症候群」の危険性につながります。赤ちゃんの様子を見
ながら優しいスキンシップを心がけましょう。パパやママの休息もお忘れなく。

教育教材編〜通信教育教材を使用すれば、手軽に教育を実践できる〜


続いては、専門家が作った教育教材を注文し、自宅で教育を進める方法をご紹介します。

1:「利用する教材は、家庭の教育方針に合ったものを選ぶ」

国内には様々な乳児向けの通信教材が展開されていますが、どれを選べばいいか迷った際に立ち返りたいのは、家庭の教育方針です。

日常生活のトレーニングに特化したものから英語や音楽、運動など専門性の高いものまで、乳児期にどんな教育を施したいのかを、今一度、両親を中心に話し合ってみましょう。

「日常生活は親が、英語は専門教材を使用して」など、住み分けを明確にしておくと、より教材の価値が高まります。

○注意点
ママもしくはパパが独断で決めると、継続できないことが多いので注意しましょう。

2:「遊ぶ時間を決めて習慣化するのが継続のコツ」

「毎月送られてくる教材に追いつかず、もったいない使い方をしている」と感じるパパママは少なくありません。

そうならないための継続のコツは、習慣化すること。

「朝の授乳から御前睡までの30分は教材で遊ぶ」など、日常生活の中に埋め込んでしまいましょう。

○注意点
とはいえ、毎日同じようなリズムで進まないのも乳児育児。ストレスに感じることなく、のびのびと教材を楽しみましょう。

3:「赤ちゃんの好みのものでたくさん遊ぶ」

0歳の赤ちゃんといえども、すでに好きなおもちゃや絵本が存在します。

親としてはどんな教材でも楽しんで欲しいと思うものですが、赤ちゃんの好みを尊重し、好きなおもちゃで繰り返し遊ぶことを心がけましょう。

好きなものに長時間触れることで、より効果的に脳に刺激を与えることができます。

○注意点
月齢が浅いときには見向きもしなかったおもちゃでも、成長すると好きになることがあります。
取っておいて、しばらくしてから遊んでみるのもおすすめです。

乳児教室編〜専門家と一緒にアプローチすれば、自信につながる〜

1:「教室選びは慎重に」

通信教材同様、0歳から始められる乳児教室は国内にいくつもありますが、選ぶ際は慎重に進めるのがポイントです。

無理なく通える範囲にあるのはもちろんのこと、赤ちゃんやパパ・ママが利用しやすい雰囲気であるか?

幼児になった際の教育方針はどのようなものか?

など、体験教室を利用して気になる点をチェックするようにしましょう。

乳児教室では親同士の交流が生まれることもあるため、参加している保護者の様子をチェックするのもお忘れなく。

○注意点
疑問に思う点は、遠慮することなく体験教室で聞いてみましょう。
利用を開始してからも気になる点を確認するクセをつけることは、安心して教室利用を継続することにつながります。

2:「パパ・ママも一緒に楽しむ気持ちで」

0歳児の教室ではほとんどの場合が保護者同室のクラスとなります。

そのため、保護者同士の交流が生まれ、それが良い息抜きになると感じるママも多いです。

親向けに乳児の教育についてアドバイスをくれる時間をとるクラスもあり、専門家に日々の育児の相談をできる絶好のチャンスと言えるでしょう。

赤ちゃんばかりを主役と考えるのではなく、ぜひパパやママもクラスの利用を楽しむ気持ちで、教室に通ってみてください。

○注意点
育児中に専門家や他のパパ・ママから話を聞くと「あたり前」と思っていた育児方法が間違っていたり、悩んでいた育児の疑問に良い解決策が生まれることが多いです。
わが子のためにも積極的な交流を楽しみましょう。

3:「過度に期待しすぎない」

乳児教室とはいえ、安くない月謝が必要となる教室が多いです。

大人はどうしても支払った対価に見合ったリターンを考えてしまいますが、一筋縄では行かないのが乳幼児の教育です。

教室に通っている割に、大人から見ると目立った成長が見られないと感じるかもしれませんが、乳児期に与えた愛情や脳への刺激は、着実に才能の種となって乳児の心身に培われているものです。

リターンを求めすぎることなく、大きな気持ちで乳児教育と向き合ってみましょう。

○注意点
教室に少し通って成果がないとすぐに辞めたり、いくつもの教室をコロコロ渡り歩いたりすると、慣れない環境が続くことで赤ちゃんに過度のストレスを与えてしまいます。
じっくりと利用を検討し、納得のいった教室にしばらく通うことで赤ちゃんが親しめる環境づくりを心がけましょう。

乳児からの教育はその後の大きな成果につながる


一昔前は軽視されていた乳児期の子どもへの教育。

しかしながら、最新の研究では0歳〜3歳までの子どもの脳へ与える刺激が、その後の人生を左右することが分かり始めています。

特に、乳児期には、パパやママからのスキンシップと言葉がけで、愛情をたっぷり与えることを重視し、健やかな脳と心の発育を心がけるべきだと言えるでしょう。