幼稚園児が通う塾ってどんなところ?教育内容の比較と費用について

子どもが大きくなると気になり始めるのが塾を始めとした子どもの習い事。

幼児教育熱の高まりを受けて、国内には実に様々な幼児向け教室が存在します。

幼稚園になると習い事を検討する人が急増するので、待ちが出るクラスもしばしば。

今回はそんな幼児向けの塾について、教育内容や気になる教育費用をご紹介します。

幼児の通う塾とは?


幼児向けの塾は「幼児教室」と呼ばれることが多く、全国各地に存在します。

特色は実に様々ですが、大きく分けると小学校の受験対策に力を入れる“お受験系”の教室と、子どもの能力開発に力を入れる教室とが存在します。

もし、小学校の受験を検討する場合には、専門のコースを設ける教室を利用する必要があるので、注意が必要です。

以下では、それぞれの特徴についてご紹介します。

お受験のための幼児教室

小学校受験に合格することを目標に教育がおこなわれる教室です。

小学校の受験内容は各学校で異なりますが、大きくは以下のような項目で子どもの能力や家庭環境をチェックされることが多くなっています。

・行動観察/集団行動

行動観察や集団行動と呼ばれる考査では、多くの場合、他の子ども(受験者)と一緒にテストが進められます。

みんなでゲームをしたりグループになって何かを作ることが多いです。

見られるのは子どもの「社会性」「協調性」「コミュニケーション力」です。

話をしっかり聞ける力や自分で考える力、状況判断ができることや言葉での表現力も重視されます。

・運動テスト

運動能力の優劣がつけられると誤解されがちですが、見られているのは、健康状態や子どもらしい運動能力が備わっているかという点です。

内容として多いのは「なわとび」「マット運動」「ボール投げ」「鉄棒」「かけっこ」などです。

幼稚園や保育園、公園遊びの中で培われる動きが基本となります。

小学校の中には集団での競技形式で考査するところもあります。

・ペーパー試験(言葉・数字・絵画など)

プリントを用いて考査が進められるのがペーパーテストです。

多くの小学校では「記憶」「知識」「言語」「数字」「構成」「知覚」「推理」の7つの分野について考査が進められるとされています。

いずれのテストについても、たかが小学校受験と言ってあなどれない内容ばかりで、事前にある程度問題のスタイルに慣れておく必要があります。

・絵画

絵の上手い下手を見るテストではなく、「観察力」「創造力」「情緒性」などがチェックされると言われています。

「家族の絵」や「休日の思い出」などとテーマが出される場合や花や動物など、実物を見ながら模写する形で進められることもあります。

・面接(親子・親だけ・子どもだけ)

保護者に聞かれることが多いのは「志望動機」「家庭環境」「子どもについて」「しつけについて」などです。

中には親の職業や兄弟構成について聞かれることもあります。

子どもには「住所や電話番号」「好きな本や動物について」「お友達と喧嘩したときのこと」「親に怒られるときのこと」などについて聞かれることが多いです。

いずれの項目も概要を読んでいてわかるように専門性が高いのが特徴です。

そのため、多くの受験を要する小学校ではプロのサポートがなければ合格するのは難しいと言われているのです。

小学校受験の傾向を掴み、それに合わせた対策を訓練してくれるのが小学校受験専門の教室です。

子どもへの対策だけでなく、面接や願書作成をしなければならない親へのサポートがある教室も多く見られます。

また、集団行動など複数同年齢の子どもがいなければ実践的なトレーニングができない項目についても、教室に通っている仲間で模擬練習を繰り返すことで、効率的に受験対策ができると言えるでしょう。

幼児の能力開発のための幼児教室

最新の脳科学では、人の脳は3歳までに8割程度が完成するという研究結果が支持されています。

この事実に着目し、効果的な幼児教育を幼児期の子どもに施すことで、“土台”作りを試みているのが能力開発系の幼児教室です。

教育方針やカリキュラムは各教室で様々ですが、いずれの教室でも「子どもが自主的に考え行動できる力を楽しみながら身につけ
させる」という点が共通しています。

また、受験を目標にしていないところも多く、学習に偏ることなくゲームやパズル、集団での遊びを通して、のびのび力を育むことをモットーにしている教室が目立つ点も特徴と言えるでしょう。

教室利用前と利用後の子どもの知能指数(IQ)の伸びを、教育目標に掲げている教室もあります。

その他の教室

国内で高まり続ける幼児教育熱の影響を受けて、様々なカテゴリーの習い事が幼児期からの教室を開講しています。

人気があるのが「英語」「体操」「水泳」「ピアノ」です。

共通して見らえる傾向は、それぞれの技術を習得させることだけに重きをおくのではなく、各分野を通して子どもの基礎体力や思考力、表現力など、ベースとなる力を育てることです。

また、英語や音楽などでは、幼児期にしか育むことができないとされている能力の開発に力を言えている教室も多く見られます。

教育内容の比較と費用について


ここでは、国内で人気の高い幼児向けの塾や幼児教室について、内容と費用をご紹介します。

KUMON

「子どもの塾」として一番に思い出す人も多いのがこちらのKUMONです。

強みは全国展開されている点と0歳から学習の基礎を習得させられることです。

また、年齢ではなく個々の子どもの実力に応じてレベルが上がっていくので、中には小学校に入る前から小学校高学年の問題を解いてしまう子どもがいるなど、独自の教育メソッドに定評があります。

  • 入会費:無料
  • 月謝:¥6,480/月 週2回(1教科)
  • 教材費:無料
  • 教科:算数・国語・英語

めばえ教室

全国で250教室を展開する能力開発系の幼児教室です。楽しく遊びながら能力を育てることをモットーに幼児教育が進められています。

英語力を重視する「英会話コース」や国語力を重視する「グリムスクール」など、家庭の教育方針によってコースが選択できる点も魅力と言えるでしょう。

  • 入会費:6,000円
  • 月謝:6,500円〜
  • 教材費:39,800円
  • 教科:英語・国語・その他

TOEキッズアカデミー

他の幼児教室と比べると料金が高い分、その教育の質の高さに定評があるのがこちらの幼児教室です。

書くことに偏らずに「思考」「記憶」を集中強化することを強みにしている教室でもあり、基礎的な子どもの能力開発に力を入れたい保護者から人気があります。

  • 入会金:無料(キャンペーン利用時のみ)
  • 月謝:15,660円
  • 教材費:38,880円
  • 教科:その他

イーオンこども英会話

小学校の英語が必修になる程、日本では英語教育の熱が高まっています。

幼いころから英語だけは習わせたいという家庭も多く、中には入会のための待ちが出るほどの人気教室もあります。

イーオンは主要な駅前に教室が設けられていることや子どもの様子に合わせたクラスが選べる点が魅力と言えるでしょう。

  • 入会金:10,800円
  • 月謝:10,044円/月 週1回
  • 教材費:別途必要

ヤマハ音楽教室

音楽教室といえばヤマハと考える家庭は多く、特に女の子を持つ保護者から人気の教室です。

最初はリトミックなど、子どもが楽しみやすい方法で音楽に触れ、ピアノやその他の楽器のベースを作るのが一般的です。

  • 入会金:8,000円〜
  • 月謝:4,500円/月3回
  • 教材費:別途必要

幼稚園からの塾(幼児教室)利用は、しっかりと教育方針を固めてから


小学校の受験を目指す場合はもちろんのこと、その他の目的での幼児教室の利用でも、利用を開始は教育方針を固めてからおこなうようにしましょう。

利用を開始してから親の考えがブレてしまうと、新しい環境に慣れなければならない子どもには大きなストレスがかかってしまうため、注意が必要です。
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