加熱する幼児教育を背景に、国内には様々な教育メソッドやそれらを取り入れる幼児教室が開かれています。
たくさんありすぎると迷ってしまう保護者の方は多いことでしょう。
今回は、そんな幼児教育について、人気のものを見分けるポイントやおすすめの教室をご紹介します。
幼児教育選びの参考にしてみてくださいね。
人気の幼児教育とは?
人気のある幼児教育はいくつもありますが、どんな点に注目して選ぶ必要があるのでしょうか?
ここでは、人気の幼児教育を見極めるポイントをご紹介します。
①自分の教育方針に合っている
最も重要なポイントが、自分の考え方と提唱されている教育メソッドとの比較をすることです。
いくら人気や実績があったとしても、保護者である自身の考え方とその内容とが合っていないと受け入れるべきではないでしょう。
メソッドの中には、「少し無茶では?」というくらい子どもに頑張らせることを良しとするものや、テレビや絵本の使用を禁止するものもあります。
方針を知る中で納得できれば問題ありませんが、それでも受け入れ難い場合は、その幼児教育を子どもに受けさせることはできません。
②実績がある
いずれの幼児教育にも専門的な教育ノウハウや理論、それに実績が存在するものです。
実績をチェックする際は、公開されているものだけを見るのではなく、ネットなどを利用して口コミ情報も合わせてチェックするようにしましょう。
やはり、当事者が公表している情報には偏りが出てしまうものなので、第三者の意見も含めて参考にするのが望ましいでしょう。
③工夫や楽しさがある
幼児教育のほとんどが、オリジナルの教材や教室を設けています。
それらに工夫や楽しさがあるのかをチェックする必要があると言えるでしょう。
教育の相手が幼児となるため、一般的な教育ではさほど重視されない楽しさや、幼児がしっかりと集中して取り組むことができる工夫が不可欠となります。
④教材などが充実している
脳の発達が著しい幼児期に向けた幼児教育では、子どもの五感を鍛えられるような教育が必要となります。
それを実践できる教育であるかどうかと合わせて、用意されている遊具や教材が適切かつ安全であるかをチェックする必要があ
ります。
⑤通いやすい立地にあり、設備が良い
教材を取り寄せ家庭でおこなう場合は必要ありませんが、教室へ通う場合には立地や設備を必ずチェックしてください。
あまりに遠すぎたりアクセスが不便であると、通い続けることが負担となります。
また、設備に危険があるようでは、大前提として通わせることは出来ませんね。
⑥受験に対応しているか
幼稚園や小学校への受験を検討されている場合は、受験対応の教育が受けられるかをチェックする必要があります。
幼稚園や小学校受験はより専門性の高い幼児教育が必要となるため、必ず有無をチェックするようにしてください。
おすすめの幼児教室5選
今回ご紹介する教室は、いずれも全国展開をしているものばかりです。
最寄りの教室があるものが多いと思いますので、ぜひ幼児教室を検討する際の参考にしてくださいね。
①TOEベビーパーク
親子の絆を最も重視するこちらの幼児教室では、大脳生理学と発達心理学から見た遊びを親子で実践することを中心としています。
子どものみを対象とする教室が多い中で、従来にはない新しいタイプの教室として人気があります。
また、「知識」ではなく「知能」を育てることに注力しているので、子どもの能力を伸ばすことができると期待できるでしょう。
ママも生徒として扱われるので、新鮮な気持ちで通うことができますね。
②講談社こども教室
「自分で考えること」を重視するのがこちらの教室です。
見る、聞く、触れるといった体験を通して子どもの思考力を養うことができます。
全国に217の教室があり、ほとんどがショッピングモールやスーパーに入っているので、通いやすいだけでなく、教室の後にお買い物まで済ませられるママ思いのクラスです。
大手出版社である講談社のグループ会社のため、特定の本が安く買えるという嬉しい特典もあります。
③コペル
こちらの教室の最大の魅力は、教材の数が業界最大級である点です。
その理由は、授業の組み立て方にあり、1コマ50分の授業中に20個もの教材が使用されるというから驚きです。
集中力が長く続かない幼児期の子どもでも、「面白い!」と思える工夫がなされていることがわかりますね。
記憶、数、文字などを用いた15種類以上の遊びがテンポよく繰り広げられ、子どもが飽きることなく楽しめる教室となっています。
④国立音楽院
音楽の専門学校として有名な国立音楽院が設立した幼児向けのリトミック教室です。
ピアノの生演奏を聴きながらリトミックのレッスンが受けられるので、本物の音を体感しながら脳を育てることができます。
リトミックは、情操教育に役立つとされていて、感受性や協調性が養われる幼児教育プログラムです。
国立音楽院では、日本で初めてリトミックの指導員を養成したことでも知られている、信頼度の高い幼児教室と言えるでしょう。
⑤ミキハウスキッズパル
こちらは、ベビーファッションのブランドとして日本でも大きな人気のあるミキハウスが手がける教室です。
発達心理学と脳科学をもとに、子どもの自主的な思考力や社会性を育むことに特化しています。
いずれの講師も幼稚園や保育士の教員免許を持っているので、安心して通わせることができますね。
百貨店内にある店舗もあるため、通いやすい点も保護者には嬉しい特徴です。
幼児教室を決定する前に必ずおこなうべきこと
最後に、幼児教室を選び最終決定をする際に、おこなうべきことをポイントに分けてご紹介します。
体験レッスンに通う
幼児教室の多くが、入会前に実際のクラスを体験することのできる体験レッスンを開催しています。
何度も体験レッスンに通うことのできる教室や、通常価格よりも格安で利用できる体験期間を設けているところも多々あります。
保護者がどれほど利用したいと感じる教室であっても、クラスや先生と子どもの相性が悪ければ難しいケースもあるため、必ず体験レッスンで子どもとの相性をチェックするようにしましょう。
中には1度のレッスンで入会を迫るケースもあるようですが、納得できないうちは入会する必要はありませんし、無理強い
される教室はいい教室とは言えませんね。
子どもの様子を観察する
体験レッスンに通っている期間は、しっかりと子どもの様子をチェックするようにしてください。
楽しく通えて、帰宅後も大きく変化がなければ、問題ありません。
また、慣れないうちは、嫌がったり疲れ過ぎてしまうこともあるかもしれませんが、慣れていくと楽しめることも多いです。
中にはどうしても馴染めない子どももいますので、レッスン中はもちろん、帰宅後も注意して子どもを観察し、無理をさせることのないように努めたいですね。
家族の理解を得る
ママの納得がいく教室を見つけられて、体験レッスンを終えた子どもの様子も問題なければ、ぜひ利用を開始したいところですが、入会を決定する前には必ず家族の理解を得るようにしましょう。
特に、入会後に少なからぬ協力を得ることになるパパには、しっかりと理解してもらう必要があります。
後々、家族から反対されて辞めてしまうことのないように、利用開始については家族で一緒に検討しましょう。
高額になることもある幼児教育、利用開始は慎重に検討する
人気の幼児教育には、教室に通う場合も、教材を取り寄せる場合も、安くない費用がかかります。
ママだけの判断で安易に利用を開始するのは避けて、しっかりと教育内容を吟味し、子どもの様子を見ながら、検討するようにしましょう。
また、家族の理解を得ることを忘れないようにしたいですね。