子供の身長や体重の成長具合は、育児中のママたちがとても気になること。
個人差があるとはいえ、やはり平均的な値からかけ離れていると心配が募るものです。
今回は、そんな子供の平均身長や体重及び成長の具合や親ができるサポートについてご紹介します。
子供の平均身長・体重と成長について
<男女別>子供の平均身長・体重
まずは、最新の子供の平均身長と体重を男女別で確認しましょう。
0歳:67.8cm 8.0kg
1歳:80.5cm 10.5kg
2歳:89.6cm 12.7kg
3歳:96.9cm 14.7kg
4歳:103.5cm 16.6kg
5歳:110.0cm 18.9kg
6歳:116.7cm 21.8kg
7歳:122.5cm 24.4kg
8歳:126.1cm 27.7kg
9歳:133.6cm 35.1kg
10歳:145.3cm 39.4kg
11歳:145.4cm 39.4kg
12歳:152.9cm 45.4kg
0歳:66.2cm 7.5kg
1歳:79.4cm 9.9kg
2歳:88.4cm 12.2kg
3歳:95.9cm 14.1kg
4歳:102.8cm 16.3kg
5歳:109.5cm 18.4kg
6歳:115.8cm 21.3kg
7歳:121.7cm 23.8kg
8歳:127.5cm 27.0kg
9歳:133.5cm 30.7kg
10歳:140.3cm 34.9kg
11歳:147.1cm 40.1kg
12歳:152.1cm 45.0kg
引用元:https://www.suku-noppo.jp/data/average_height_boy.html
第一次成長期
生まれてすぐの身長は多くの新生児の場合で男女問わず50cm前後となります。
1年後には70cm〜80cmにまで成長し、4歳になる頃には生まれた時の倍近くにまで身長が伸びます。
この時期を「第一次成長期」と呼び、人の成長が最も著しい時期でもあります。
第二次成長期
第一次成長期を過ぎると成長スピードが緩やかになり、中学生ごろまでは毎年5〜6cmずつ伸びることが一般的です。
思春期に差し掛かると再度急激に身長が伸びる「第二次成長期」がやってきます。
第二次成長期の特徴は、身長など体だけでなく神経系(運動神経・自律神経など)の期間が完成に近づくことです。
また、精神面でも子供から大人へと成長する時期であるとされています。
“成長のラストスパート”とも呼ばれる時期で、第二次成長期以降は身長がほとんど伸びないことが多いです。第二次成長期は一般的に女の子の方が早く迎えます。
早くて7歳ごろから10歳ごろまでには始まるとされています。
男の子は早くて9歳ごろから12歳前がスタートの時期です。
第二次成長期の後半には、女の子は初潮を迎え男の子は声変わりを経験するでしょう。
終わりを迎えるのは17〜18歳ごろですが、20歳を超えても続く人もいます。
10代は身長が伸び得るラストスパートであり、生涯の身長を決める大切な時期とされているのです。
子供の成長のために親ができるサポートとは?
成長期の子供の身長を決める三大要素をご存知でしょうか?
それは「食事」「運動」「睡眠」です。
ここでは、それぞれの要素について親ができるサポートという面からチェックすることにしましょう。
子供の成長のために親ができる「食事」のこと
・カルシウムだけでなく「タンパク質」が骨を強くする
サプリメントやカルシウム強化食品で骨の成分であるカルシウムを補う方法もありますが、それだけでは効果がないというのが多くの専門家の意見です。
骨を始め、血液や筋肉など体のベースとなるものを作るのはタンパク質。
3食全てにおいてパンやご飯だけで終わらせることなく、タンパク質を含むおかずを欠かさず摂るようにしましょう。
朝ごはんが菓子パンだけ、昼食が麺類だけとう子供の食事が目立っているので要注意です。
・カルシウムの吸収をあげるのは「クエン酸」
カルシウムの吸収率を高めるのはクエン酸です。クエン酸は、酢の物や果物など酸っぱいものに含まれている栄養素と覚えておくといいでしょう。
しかし、酸っぱいものが苦手という子供は多いため、果物で補うのがおすすめです。
朝食にフルーツヨーグルトを添えたりお弁当にデザートを加える、時間がないときはミルクとフルーツをミキサーにかけたミックスジュースもおすすめです。
おやつをチョコレートやスナック菓子から果物に変えるのも体のためには大変良いと言えるでしょう。
・ご飯やパンで捕食を摂る
プロアスリートの中には、小さな頃から練習前後にはおにぎりを捕食として食べていたという人が多いです。
先日球界を引退したイチロー選手ですら、メジャーリーガーになってもなお、おにぎりを毎日欠かさず食べていました。
成長期でスポーツに力を入れている子供は特に、基本の3色だけでは必要な栄養素が不足するとされています。
そこで、練習前後やおやつの時間におにぎりやパンなどの炭水化物でエネルギーを補うのがおすすめです。
体を動かすパワーの源になるこれらの食品を頻繁に摂ることで、パフォーマンスにも差が出ると考えられています。
・今の朝食にプラス1品
夕食には幾つかのおかずを用意して食卓を考えるという親は多いですが、どうしても忙しくなる朝は食事を軽視しがちになります。
しかし、育ち盛りの子供たちは給食と夕食だけでは成長に必要な栄養士が十分に摂れません。
そこで、今のおかずにプラス1品を加えることで、栄養価を高めることをおすすめします。
とはいうものの、忙しい朝なので工夫したものでなくても大丈夫です。
ウィンナーや卵、納豆パックを加えることでもOK。
朝から栄養価の高いおかずをきちっと食べることで、1日の体調はもちろん長い目で見た子供の成長に大きな影響をもたらします。
子供の成長のために親が注意したい「運動」のこと
・適度な運動が病気になりにくい体を作る
子供の成長に欠かせない運動は、身長の伸びだけにとどまらず病気や怪我をしにくい体を作ることにつながります。
スポーツの種類に関わらず体をのびのびと動かすことが内臓を含む体の成長につながるのです。
親は子供が興味を持ったスポーツを楽しめるような環境づくりを心がけたいものです。
・まずは遊びから
中には体を動かすことを苦手に感じる子供もいます。
無理強いすると体を動かすことが嫌いになってしまう可能性も。
まずは、遊びの中で体を動かす楽しさを教えるようにしましょう。
走ったり飛んだりすることでも、骨の成長に必要な刺激が与えられると言われています。
全身運動ができる水泳や体操ならなおさらスムーズな成長のための刺激を期待できます。
・良い姿勢を心がける
姿勢が悪いと骨盤が歪み、体を支える幹である背骨に負担がかかると言われています。
体内に走る血液や神経などが歪んだ骨盤により圧迫されると消化器系の内臓に影響を及ぼし、結果的に成長に必要な栄養素が行き届かなくなることも。
この悪循環が身長の伸びに影響すると考えられているため、正しい姿勢は見た目だけでなく身長の伸びに影響することが伺えます。
そのため、正しい姿勢を意識できるような動きを、運動の中に意識的に取り入れるのがおすすめです。
子供の成長のために親が注意したい「睡眠」のこと
・成長を促す「ノンレム睡眠」
睡眠にレム睡眠とノンレム睡眠があることは多くの大人が知ることでしょう。
レム睡眠中には夢を見て記憶を整理すると言われています。
一方のノンレム睡眠は、レム睡眠より深い眠りでこの時に成長ホルモンが分泌されると言われています。
ノンレム睡眠の中でも眠り始めてから3時間ほどは最も深い眠りで、大量の成長ホルモンが分泌されます。
そのため、ぐっすりと深く眠ることは、成長期には大変重要な眠り方だと言えるでしょう。
・深く眠るための3つのポイント
テレビやスマホを寝る前に見るのはNG。布団に入ってからはそれらの刺激はシャットダウンするようにしましょう。
また、夕方の遅い時間に運動をするのも避けた方が良いでしょう。
血糖値が上がった状態では深く眠ることができません。
お菓子は寝る2時間前までに終えるようにしましょう。
寝る1時間前に湯船にしっかりと浸かる入浴をしましょう。
上がった体温が下がる時に副交感神経が働き、睡眠の質が上げられるとされています。
まとめ
子供の年齢別での平均身長と体重も記載しましたが、あくまで平均です。
大きい子も小さい子も、それは個性だとまずは受け取りましょう。
このことを念頭に置いた上で、子供の身長を伸ばすために親ができることを正確に行えば、それは子供の心身の健康を保つことにつながります。
今回は「食事」「運動」「睡眠」を基本にお話しさせていただきました。
お伝えした内容を参考に、子供の健やかな成長をサポートしてくださいね。