小学校を受験する子どもたちはまだ少数派ですが、増加の傾向をたどっているのが現代の日本です。
この傾向はますます進むと言われていますが、その理由には、受験をして入る人気の小学校では質の高い教育を受けられたり、大学までをエスカレーター式に進学できたりなどの利点が挙げられます。
今回はそんな小学校受験について、覚えておきたい小学校の情報や受験対策ができるおすすめの教室をご紹介します。
まずは、受験を希望する小学校について知る
小学校受験と一言に言えども、その内容は様々です。
重要なのは、受験を希望する小学校について、親が徹底リサーチすることと言えるでしょう。
巷の噂や先輩ママからの情報も重要ですが、噂に左右されずに家庭の考えに合った教育方針を掲げる学校を見つけ出すべきです。
また、一般の大学受験や就職活動の際と同じで、しっかりと情報を集め子どもに変わって親の目で学校を見極めることが重要です。
人気のある学校が必ず良質とは言えないことは、大学受験や就活と同じと言えるでしょう。
情報収集のツールとしてはじめに使えるのがインターネットです。
複数の学校の情報を短時間で集めることができるので、効率的にたくさんの学校を比較することが可能です。
小学校受験を専門にする幼児教室を利用している場合には、各教室が独自で集めた情報が存在するのでそれらを参考にするのも重要です。
小学校受験のためのおすすめ幼児教室一覧
続いては、小学校受験に力を入れている幼児教室の中から、おすすめの教室を一覧でご紹介します。
ぜひ、教室選びの参考にしてください。
コペル
0歳〜6歳までのお子さんを対象に幼児教育を行うコペルですが、その中でも小学校受験に特化したコースがあります。
4歳コース(4歳〜5歳)
巧緻性・製作・絵画工作・生活習慣の見直しなど、基礎力をしっかり身につけるカリキュラムで基礎固めを行うコース。
5歳コース(5歳〜6歳)
4歳児コースで基礎固めした内容や各々の小学校の過去問を通して、集団での指示行動「自ら考え工夫する能力」を高め、応用力を身につけます。
「知の力」「心の力」を育て、志望校合格を目指すという教育方針のコペル。
数ある幼児教室の中でも、特に使用する教材の数がダントツで多いことでも有名です。
毎回、違う教材を使うことで子供が飽きずに楽しく学べるよう工夫されており、今回ご紹介した小学校受験のコース以外でも非常に人気の高い幼児教室です。
http://mamana.jp/copel-feature/
理英会
「実験」を楽しく採り入れながら「楽しく身につく」をモットーにカリキュラムが組まれているのがこちら「理英会」の大きな特徴です。
「考えることが楽しい」と子どもたちが思えるように、受験勉強や家庭学習をサポートしてくれます。
もちろん、受験に関する情報や学校情報も豊富なため、楽しみながらもあらゆる面から小学校受験を支えてくれる教室と言えるでしょう。
理英会は関東・関西を中心に教室が展開されていますが、ミキハウスのキッズパルコースが設けられているので、百貨店に併設された教室も多く、利便性が高い点も特徴と言えるでしょう。
伸芽会
1956年の創業以来、半世紀にわたって幼児教室を展開しているのがこちらの「伸芽会」です。
強みは、その歴史における多数の合格者から収集したデータと幼児教育のパイオニアとして作られ続ける独自のカリキュラム。
教室は23クラスありますが、東京に15教室、神奈川に2教室、埼玉・千葉に3教室、関西に3教室と都市部に集中している点に注意が必要です。
ジャック幼児教育研究所
「伸芽会」と同じく50年におよぶ歴史があるのがこちらの「ジャック幼児教育研究所」です。
昨今、注目されている幼児教育の重要性にいち早く目をつけ、幼児の無限の吸収力や可能性を最大限に伸ばす方法を追求し続けている点に大きな特徴があります。
また、子どもの自発的な成長を促すと同時に、「親の成長が子どもを伸ばす」の考えのもと、保護者へのサポートにも積極的であり、小学校受験をする家庭そのものを支えてくれる強い存在になると言えそうです。
チャイルドアイズ
関東に偏りがちな幼児教室が多い中で東北から九州まで、幅広く教室を展開しているのがこちらの「チャイルドアイズ」です。
その数は現時点で100教室に達し、幼児教室を展開する企業の中では大手と言える存在。
「知能育成」と「受験対策」の2コースが設けられており、小学校受験を検討する際は後者を選ぶことになるでしょう。
小学校受験の他に、幼稚園受験と小学校3年生までが該当する「中学受験準備コース」が設けられている点も特徴です。
いずれのコースでも「第一志望合格」をモットーにカリキュラムが進められるので、各家庭が志望する学校別にきめ細やかな対策を打ってもらえる点が魅力です。
オーダーメイドのカリキュラムとも言え、どうしても入りたい1校がある家庭には、特におすすめの教室と言えるでしょう。
こぐま会
オリジナルの指導法「KUNOメソッド」を中心に、就学前に子どもが身につけるべき学習内容を個々の発達に応じて学べるのが「こぐま会」の魅力です。
1点注意すべきは教室が東京の3エリアにしかない点。
しかしながら、その教材の質の高さに定評があり、全国の書店で取り扱いがあるほどの人気ぶりです。
自宅近くの教室に通いながら自宅ではこぐま会の教材を取り入れているという家庭も多く、もし通える範囲に教室があるような場合は、ぜひとも利用を検討したい幼児教室の1つです。
ICE幼児教室
東京を中心とした関東エリアに教室を広げているのがこちらの「ICE幼児教室」。
小学校受験だけでなく幼稚園受験にも対応している点が特徴的で、その中でも特に「行動観察」と呼ばれる受験項目に力を入れています。
また、受験のためのトレーニングにとどまらず、その先の人生にまで役立つ能力を鍛えることをモットーにしながら個々の子どもに合わせた最適なトレーニングが組まれています。
世界的に有名な教育メソッドである「モンテッソーリコース」や「アルベーロコース」が用意されている点も、幼児教育に力を入れたい保護者に人気のある点だと言えるでしょう。
小学校受験で注意したいこと
最後に、小学校受験に向けて注意したい点として覚えておきたいことをご紹介します。
小学校受験は“親の受験”と呼ばれることも
名門小学校の中には、受験の合否を親の面接で決定するという学校も存在するほど、小学校受験での親の役割は大きいもの。
憧れの小学校へ子どもを入学させるためには、受験準備初期から面接当日まで親と子が協力して対策を取る必要があります。
受験に熱心な家庭ほど要注意
受験にチャレンジする熱心さは家庭によって様々ですが、熱心に力を入れている家庭ほど注意すべきという専門家もいます。
様々な情報を意識しすぎるあまり、情報に振り回されて受験対策につまずきがちになる傾向にあります。
家庭の教育方針と合う教室や先生と巡り会えたら、まずはその情報を頼りに受験対策を進めてみるのが良いと言えるでしょう。
共働き家庭こそ、しっかりと子どものペースを考慮する
時間に余裕なく働く共働き家庭では、忙しさのあまり子どもの存在を無視した受験生活を送ってしまいがちです。
忘れてならないのは、受験をするのも合格後に学校生活を送るのも、子どもだということ。
他の家庭のやり方を鵜呑みにしない
合格者の家庭から「毎朝5時に起こしてこれだけの学習をさせていました」と聞くと、自身の子どもにも同じように取り組ませなければいけないと思いがちですが、必要な勉強量や方法は、目指す学校や個々の子どもによって異なります。
他のやり方と比較することなく、自分の子どもに合った量やペースで受験対策を進めるようにしましょう。
ネットや体験教室を利用して、最適な教室選びを進める
小学校受験のカギとなるのは、子どもや家庭の個性に合った教室選びと言っても過言ではありません。
百戦錬磨の専門機関や先生にサポートを受けることは、親子ともに心強いものです。
まずは、家庭の考えや子どもの個性に合った教室を見つけるように対策を進めましょう。
ネットや体験教室を積極的に使うとスムーズに進められるでしょう。
http://mamana.jp/youji-kyouiku-school-ranking/