子供の公園デビューはいつからが適切?月齢別の遊び方や注意点について

  

子供が生まれ新生児期がすぎると外出することができるようになります。

初めは数分の外気浴から始まる外での活動も、月齢が進むごとに長時間かつ複雑になるもの

そんな時に使えるのが公園です。

赤ちゃんにはどのくらいの時期から公園デビューさせるのが適切なのでしょうか?

赤ちゃんの公園デューはいつから?

公園デューとは?

「公園デビュー」という単語を聞いたことがあるママは多いでしょう。

ママが自宅近くの公園へ子供を連れて地域の子育てコミュニティーへ参加することを指します。

赤ちゃんに外遊びをさせられるだけでなく、ママ同士が繋がることで子育ての悩みを相談したり地域の子育て情報を知りやすくなるなどのメリットがあります。

しかしながら、公園デューの言葉の陰に隠れ本来の目的である「屋外での親子遊び」が軽視されることが多々あります。

公園へ親子で出かけることの真の目的はママ同士が友達になることではなく、子供と親が屋外でしか体験できない遊びやそこから得られる刺激をともに楽しく享受することを忘
れてはいけません。

公園遊びを開始する時期は?

公園遊びを開始する時期に明確な答えはありませんが、早くても外気浴が開始できる生後2ヶ月以降としなければならないことは確かです。

新生児期の赤ちゃんは免疫力が弱いため、室内のみでの生活が基本となります。

生後半年くらいまでは、公園遊びといっても近くの公園へベビーカーなどで散歩する程度になるでしょう。

本格的な公園での遊びが開始できるのは早くてもハイハイができるようになってから

滑り台やブランコを使えるようになるのは、しっかりと自分で歩くことができる1歳を過ぎたあたりになります。

子供を一人で遊ばせる際は、あくまでも遊具に記載されている対象年齢を超えてからにすることを心がけましょう。

【月齢別】赤ちゃんにおすすめの公園での遊ばせ方

生後2ヶ月〜生後半年

ハイハイができるようになるまでは、ベビーカーや大人の抱っこで公園での外気浴を楽しむようにしましょう

暖かな日であればレジャーシートを敷いてそこへ寝かせておくのもいい刺激となるでしょう。

風の感触や花の匂い、鳥のさえずりなど室内にいては感じることのできない自然からの刺激を、赤ちゃんと一緒にゆっくり味わってみましょう。

・生後7ヶ月〜生後9ヶ月

ハイハイや伝い歩きができるようになる頃には、ベビーカーから赤ちゃんを出して自然の刺激を与えるようにしましょう。

レジャーシートの上で遊んだり、芝生の上で体を動かす経験は、この時期の赤ちゃんにとって貴重な体験となります。

砂や草をつかんだり他の子供の遊ぶ声を聞きながら公園を感じ、室内では享受できない刺激を与えてあげます。

生後10ヶ月〜1歳前

ヨチヨチ歩きが始まるこの時期の赤ちゃん。

早い子なら外履で歩く練習が始まるでしょう。

そんな時も公園は非常に役に立ちます

車の往来を気にすることなく、赤ちゃんのペースで広い公園をゆっくりと歩いてみましょう。

抱っこ紐をつけた状態であれば、大人と一緒にブランコに乗ることもできるでしょう。

滑り台やシーソーなど、子供の様子を見て利用するようにしましょう。

1歳〜

しっかりと歩けるようになるこの時期の子供には、しっかりと外履きを履かせて公園へ行くようにしましょう

砂場で遊べる道具や三輪車を持参するのもおすすめです。

ジャングルジムの中に入り込んで遊具を握る感覚を覚えさせたり、小さな子が利用できるバケット型のブランコに一人で座らせて揺らしてみましょう。

1歳代は、公園遊具での遊び方の基本を教える時期だと言えるでしょう。

2歳〜

走ることができるようになるこの時期の子供には、ボール遊びがおすすめです。

外遊び用のボールを持参し、芝生や広場で投げたり蹴る遊びを楽しみましょう。

足腰が一段としっかりしてくるので、公園の中を自由に三輪車で動き回ることもできるでしょう。

3歳〜

ほとんどの滑り台が一人で滑れるようになる時期です。

少し遠出をして普段は利用できないような、長い滑り台がある公園にも出向いてみましょう。

3歳は、ストライダーや補助輪付きの自転車で、自転車の練習を開始する子供も多い時期です。

公園遊びの注意点

子供から目を離さない

公園遊びにおける注意点の最も重要なものがこちらです。

子供は歩き出してしまうと親が思っている以上に活発に行動します

室内であればある程度安全性が確保できたとしても、公園遊びでは大人が目を離してしまうと一瞬にして危険にさらされてしまいます

遊具での事故や車道への飛び出し、一緒に遊ぶ年上の子供とのトラブルなど、危険は無数に存在します。

ママ同士のおしゃべりに夢中になっていて事故に合わせてしまった、ということのないよう一番に注意しておいたいポイントです。

遊具で遊び前には大人が事前にチェックする

真夏の公園では滑り台や鉄棒などが火にかけた鉄板のように熱くなっているものです。

子供が知らずに利用して露出している脚にやけどを負ってしまったという事故が散見されます。

子供が使う遊具は、事前に親が安全であるかチェックするようにしましょう

他にも、雨がありで遊具が濡れていたり、壊れかけていたりすると思いも寄らない事故につながることがあるため注意が必要です。

衛生面に気をつける

誰もが無料で利用できる公園では、衛生面でも注意が必要です。

特に砂場には猫などの動物の糞が隠れていることがあります

猫の糞を触った手でおやつを食べたり子供が誤って糞を口にしたりすると、トキソプラズマ症に感染する危険があります。

トキソプラズマ症は妊娠中のママが感染すると流産や胎児に障害が出るなどの影響が報告されています。

くれぐれも気をつけて遊ばせるようにしましょう。

子供の年齢に合わせた遊びをする

前章でも述べた通り、公園に設置されている遊具には対象年齢が決められているものがあります

例えば多くの滑り台は3歳から子供一人での利用が可能となっています。

2歳までは親と一緒に滑ったり介助しながら利用させるようにしましょう。

子供に利用を無理強いしない

同じ月齢の子供が利用できている遊具を自分の子供ができないと、親としては焦ってしまいますが、だからと言って無理強いは禁物です。

思わぬ怪我につながったり、子供が公園嫌いになってしまったりと良い影響はありません。

子供のペースを大きな目で見守る心がけも大切です。

親子の体調や気候を必ずチェックする

気温や湿度を管理できる室内遊びとは異なり、公園遊びはその日の天候に大きく左右されます

雨が降っているときはもちろん、風の強さや気温の高低次第では利用を検討するなどの注意が必要です。

また、子供だけでなく同伴する大人の体調もしっかりと考慮するようにしましょう

子供と同様に外遊びでは大人もかなり体力を消耗します。

無理な公園遊びが原因で保護者が体調を崩してしまっては元も子もありませんので、子供だけでなく親子で体調に気をつけて公園利用をしてみましょう。

公園をうまく利用して、子供の健やかな成長をサポートする


昔と違い都心部などでは得に、子供が外遊びをできる場所が激減しています。

公園は貴重な子供たちの外遊びの場所と言えるでしょう。

室外でしか受けられない刺激をたくさん子供へ与え、健やかな成長をサポートしたいものです。