地頭を鍛えるには?子供の頃からできる習慣

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子供の能力アップや成績向上を願わない親はいません。

最近では、勉強ができるだけでなく“地頭の良さ”と呼ばれる柔軟な思考や発想、理論的な考えや頭の回転の早さを、子供に養わせたいと考える保護者が増えています。

今回は、そんな子供の地頭を鍛える方法をご紹介します。

地頭とは?


学校教育では身につけられないような、基礎的かつ応用力が広く効く頭のよさを指す言葉として用いられています。

当初は、ビジネスシーンで注目されていましたが、最近では幼児教育分野でも地頭力を養う教育法などとして、注目を浴びる概念になっています。

以下では、“地頭がいい”と言われる人の特徴を4つご紹介することで、さらに地頭についての理解を深めます。

理解力に優れている

地頭のいい人は、物事の話を理解するのが早い特徴があります。

一般的に、人は自分が経験していないことや知識の不足していることを理解するのには時間がかかります

理解するのに時間がかかったり、何度聞いても理解できなかったり、時には実際に体験してみないと理解できないと言う人や物事もあるでしょう。

しかしながら、地頭のいい人は話を一度聞いただけで早く、そして深く理解を進めることができるとされています。

話のポイントを把握することに優れ、自分の持ち合わせている知識と結びつけるのが上手いため、一般の人以上に理解力が高くなる傾向にあります。

推測力が高い

地頭の良い人と聞いて、今流行りのクイズ番組で活躍するタレントさんなどを思い浮かべる人もいるでしょう。

クイズを例に考えてみると、知識だけでは答えられない問題でも、地頭の良い人は自分の経験を合わせて推測しながら答えを導き出していることが多いです。

推理力とは、理論的に考えることができる力を指します。

地頭の良い人は記憶力を生かし自分の中に溜め込んだ知識をベースに経験をプラスして、理論的な思考ができる人と言えるでしょう。

対応力に満ちている

一般人は、マニュアルを渡されるとそれに沿った仕事だけをこなします。

しかし、地頭の良い人はマニュアルを超えた対応力を備えていることが多いです。

また、マニュアルにはない不意な事態が起こった時にも、その優れた対応力を遺憾なく発揮します。

特にこの対応力は、大人になったビジネスシーンで活躍することが多く、企業や社会から重宝される人材になるために必要な力であると言えます。

地頭の良い人というのは、日頃から考える習慣がついているので、イレギュラーな対応が必要になった際にも素早く行動することができると言えるでしょう。

コミュニケーション能力が豊富

地頭の良い人は、人を魅了する力があります。

スマートな言動や臨機応変な愛嬌に満ちているため、自然と人が寄ってくると言えるでしょう。

一般人が説明すると、複雑で長くなりがちな説明も、聞く手の立場に立ち、要点をまとめわかりやすく短く伝えることができるので、スマートな印象や好感を持つ人が多くなるのです。

子供の地頭を鍛える方法とは?


どんな面から見ても、魅力のある“地頭の良い人”ですが、ではどんな風に子供に教育を施せば、地頭の良い子供を育てることができるのでしょうか?

考えるクセをつけさせる

地頭の良い人の最大の特徴でもあるのが、「常に考えている」という点です。

頭の回転が早いとも言えますが、それは常に考える習慣がついているから得られる結果に過ぎません。

この能力はすぐにつけられるわけではありませんが、幼少期から自分で考えることを習慣化させることで、徐々に思考力を身につけさせることができるでしょう。

また、闇雲に考えさせるのではなく、理論的に考えることが地頭力につながります

理論的な思考には、一つ一つ仮説を立てて、検証・選択していく必要があります。

例えば、棚の上のおもちゃが届かない時、「とって!」と言われて親が取りに行くのではなく、「どうやったら取れるか考えてみよう!」と促します。

小さな踏み台で届かなければ、それより高い椅子を持って来させる、など、子供自身に検証と選択の経験を積み重ねる工夫をしてみましょう。

いろんな人と話をさせる

少子化や防犯意識の高まりから、現代の子供は家族や限られた友人・知人以外とはあまり会話を持たなくなりました

しかし、地頭を鍛えるためには色んな人との出会いが不可欠と言えるでしょう。

様々な年代や考えを持つ人と会話をすることは、話の本質を把握し理解する力を鍛えることにつながります。

また、魅力のある人に出会った際には、子供が自らその人をマネすることでも地頭を鍛えられると言えるでしょう。

子供の話を聞いてやる

幼少期の子供への教育は、大人から子供への一方的なものになりがちです。

しかし、地頭を鍛えるためには子供が自ら物事を説明する機会が重要であると言えるでしょう。

自分の気持ちや経験した出来事について、子供が大人に説明できるような時間を意識的に作るようにしましょう

聞く人が分かりやすく話せるようになるには、訓練が必要です。

しっかりと子供の話を聞く耳を持ち、大人が説明の仕方を正してやると、自信に満ちた会話力を身につけることができるでしょう。

言葉以外の表現力を養う

コニュニケーション能力とは、言葉だけの力を指すものではありません。

身振り手振りや表情、声のトーンや呼吸の間合いなど、複雑な要素が絡み合って出来上がるものです。

子供は本来、豊かな表現力の種を持って生まれて来るものですが、大人の都合で制限を加えると、その力が半減してしまうことも

子供の個性を観察し、個々に応じた表現の方法を伸ばすようにしましょう

言葉の苦手な子には絵や体の動きを用いるなど、大人の常識に縛られない自由なコミュニケーション能力のサポートが不可欠と言えるでしょう。

子供の地頭力を養う上で注意したいポイント


最後に、子供の地頭力を鍛える上で親が注意したいポイントをご紹介します。

“勉強”に縛られない

幼少期に机に向かっておこなう学習は、言葉や数字の理解という面では優れた効果を得られるかもしれませんが、多くの専門家が幼少期の過度な勉強学習は、その後の成長にマイナスになると示唆しています。

ドイツやアメリカの研究では、幼少期に勉強を中心に育てられたグループ遊びを中心に育てられたグループとでは、後者の方が社会的な成功を納めているとしています。

失敗させる

乳児期を終え、幼少期に差し掛かると親は過保護になり過ぎないように注意すべきだという専門家は、多いです。

大人の常識からすると間違っていたり危なっかしいことも多々起こりますが、大きな視野を持って見守るようにしましょう

失敗を経験しない子供は、自分の本来の力を伸ばすことができません。

子供の意思を尊重する

親の都合や考えだけで、子供の意思を尊重しない教育は、子供に大きなストレスを与えます

子供は親に逆らうことが難しいことに加え、自分の感情を冷静に分析することが困難なため、ストレスを抱え続けると犯罪行為や異常行動を起こす危険性が高まります

地頭力は、子供主体で作り上げる


地頭の良い人の特徴を知ると、色んなアプローチを子供にしてやりたくなるものですが、幼児教育において最も重要なことは「子供が自主的に楽しんで取り組む」ことです。

親がどれだけ良いと思った教育方法も、子供が楽しんでいないと意味がなく、地頭を鍛えることにも繋がらないと言えるでしょう。

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