雨の日は外で遊べないので、子供との時間を持て余してしまうこともあると思います。
晴れていても、夏は日差しが強すぎて外遊びができない日もあり、絵本を読み聞かせるだけでは子供が飽きてしまうということもあるでしょう。
そんな時に子供と一緒に遊べる室内遊びやゲームをたくさん知っておくと便利です。
1〜2歳ではみんなで遊ぶというのがまだ難しかったかもしれませんが、3歳になると遊びの幅がぐんと広がります。
ルールも理解できるようになりますので、集団でゲームをすることも可能です。
そこで今回は、外に出られない時のための室内遊びとゲームを色々ご紹介しますので、大人も一緒に楽しんでみてください。
3歳児に適した室内遊びやゲームのポイントはここ!
3歳になるとだいぶ自由に体を動かせるようになってきます。
ただ走るだけでなく、決まりに従って体を動かすということもできるようになります。
また、大人の言うこともきちんと理解できますので、最初にルール説明をして、お友達と関わり合いながら遊ぶゲームなども楽しめるようになります。
思い切り体を動かせる遊び
3歳児はエネルギーが有り余っていますから、とにかく動きたいもの。
でも、雨の日や寒い日には外に出られないこともあり、イライラしてしまう子もいます。
そんな時は、室内でも音楽を流したり、道具を使ったりして、体を動かす遊びをすると、子供もストレスがたまりません。
簡単なルールのある遊び
これまでは一人で遊ぶことが多かった子供でも、3歳ともなると、簡単なルールなら理解できるようになります。
友達と一緒に、同じ目的を持って遊ぶことができるので、遊びの幅もグンと広がります。
ゲーム性があって面白い遊びを考えてあげると、ルールを理解するきっかけにもなります。言葉遊びも盛り上がる!
2歳の頃と比べると、話す言葉も増えてくるのが3歳児です。
語彙を増やしてあげるためにも、言葉遊びをしてみると、どんどん新しい言葉を吸収していきます。
言葉が増えると、会話もますます楽しくなります。
思い切り動こう!室内でもできる体を使った遊び
そんなに広い場所がなくても体を動かすことはできるんです。
大人も一緒に体を動かして、ストレス解消をしてみましょう。
音楽を流して楽しくリズム遊び
ノリのいい、みんなが知っている曲をかけて、そのリズムに合わせて好きなように踊ってみるのも楽しいものです。
踊りを覚えるためではなく、楽しく体を動かすことが目的なので、友達にぶつからないようにさえ気をつければ、どのような踊りでもOK。
とにかく、楽しみましょう。輪っかでケンケンパ
外で遊ぶときにはチョークなどで輪っかを描きますが、室内なので紐で作った輪っかを使います。
紐の輪っかを適当において、輪から輪へ、ジャンプをして飛んでいきます。
例えば、輪が1つしかないところは両足をついてもいいけれど、輪が重なっているところは片足だけでジャンプするなど、ルールを決めておくと楽しいです。
輪の置き方によって、いろいろなジャンプを楽しめますし、端からスタートして友達と会ったらジャンケンをし、負けたら最初の位置に戻るなど、ゲーム性を取り入れることもできます。
場所が広ければ、フラフープなどを使ってもOKです。
タオルでしっぽ取りゲーム
タオルをしっぽに見立てて、みんなで取り合うゲームです。
ハンドタオル、もしくは2つに折ったフェイスタオルをズボンの後ろのゴムの中に入れて、しっぽのようにします。
走り回る範囲と制限時間を決めて、スタート。
ビニールテープなどを貼っておくと、子供でもわかりやすいです。
自分のしっぽが取られてしまったら、その枠から出て、外で待機します。
最終的に、たくさんしっぽを取った人の勝ちです。
言葉遊びなど少し頭を使うゲーム
体を動かすほどの場所が確保できない時には、言葉遊びなども取り入れてみましょう。
想像力を広げる、言葉のイメージ遊び
聞いた言葉を自分なりにイメージして、好きなように表現する遊びです。
画用紙とクレヨンを用意します。
・ふんわり
・さらさら
・するする
などの言葉からどんなイメージが湧いてくるか、自由に描かせてみます。
同じ言葉でも子供によって出来上がる絵はさまざま。
お友達と見せ合うのも楽しいものです。
どこにあるかな?色探しゲーム
こちらは道具がなくても遊べるゲームです。
大人が「青!」と言ったら、部屋の中にある「青いもの」を探します。
色のバリエーションがない時には、「しましま」など模様でもいいでしょう。
色を憶えるきっかけにもなりますし、与えられたお題を探すことによって、考える力も養えます。ルールを理解!ゲーム性のある遊び
3歳児になると、説明すればゲームのルールも理解できるようになってきます。
ルールのある遊びは、みんなで協力しないと成り立たないので、お友達との関わり合い方を学ぶ良い機会になります。
定番のだるまさんがころんだ
定番の子供の遊びですが、3歳にはルールを丁寧に説明してください。
最初は大人が鬼になりましょう。
子供たちは鬼と反対側の壁の前に並び、「はじめの一歩」の掛け声で、一歩前に出ます。
そして、鬼が壁の方を向いて「だるまさんがころんだ」と言っている間だけ、前に進めます。
鬼の言葉が終わったところで振り向くので、その時に止まっていない子は鬼に捕まってしまいます。
「だるまさんがころんだ」というセリフの代わりに「今日のご飯なにかな」など10文字で終わるセリフに変えても面白いです。
室内が狭い時には、前に出した足のかかとがもう一方の足のつま先に触れるようにする(足の大きさ分しか進めない)とするなど、動く距離を制限すると良いでしょう。
どこにあるかな?宝探しゲーム
室内に隠した宝物を探すゲームです。
宝物はなんでもいいですが、おもちゃなど子供たちがワクワクするようなものがいいでしょう。
みんなに少しの間目をつぶってもらい、部屋の数カ所に宝物を隠します。
制限時間を決めて、よーいスタート!時間内に宝物を見つけたこの優勝です。
ルールがわかれば、子供たちが宝物を隠す側になって、大人が見つける側になる、というのも面白いです。
最後まで残れたら勝ち!新聞紙島
こちらは小学生にも人気のある遊びですが、新聞紙を小さくしていって、最後まで新聞紙の上に残れた人の勝ち、というゲームです。
2.大人が一人、前に立って、みんなでジャンケンをします
(子供のどちらかが代表でじゃんけん)
3.負けたら、新聞紙を半分におります。その上にまた2人で乗ります。
4.それを繰り返して、新聞紙から落ちてしまったら、座って待ちます。
5.最後まで新聞紙の上に乗れていたチームの勝ちです。
もしじゃんけんのルールがわかりづらい時には、チームに分かれて、1枚の新聞紙に乗れる人数を競うという方法でもOKです。
子供が一人の場合には、大人と二人でじゃんけんをして、その度に新聞紙を小さくし、どちらが最後まで新聞紙の上に乗っていられるか、とすれば良いでしょう。
3歳児でもできる道具を使った遊び
3歳児は、まだ長時間じっと座っているのは難しいものですが、集中できる何かがあると、思いの外大人しく遊べるものです。
一緒に作ろう!小麦粉粘土遊び
粘土の種類はいろいろありますが、小さな子供でも安心して使える、小麦粉粘土がおすすめです。
100均でも売っていますし、小麦粉から作ることもできます。
小麦粉に水を加えて程よい固さに練るだけで、粘土の出来上がり。
ほんの少量の塩を入れると傷みにくくなり、サラダ油を少々入れるとまとまりがよくなります。
食用色素で色をつけてあげると、カラフルな小麦粉粘土の出来上がりです。
粘土づくりから子供と一緒にやっても楽しいでしょう。
自由に作ろう!新聞紙遊び
新聞紙を使って、身の回りにあるものを好きなように作ってみましょう。
新聞紙なら、遊んだ後に捨てるのも簡単で楽です。
新聞紙はそのままでは大きいので、1/4くらいの大きさに切っておきます。
それを丸めたり、折ったりして、好きなものを作っていきます。
セロハンテープを用意して、少しずつ留めながら作業をすると、形が整います。
クレヨンで色を塗ったり、上から折り紙を貼ってもいいでしょう。
丸めて、じゃがいも、にんじんなど野菜に見立ててもいいですし、大きな丸にちぎってお皿の上に乗せてもいいでしょう。
好きな車を作ってもいいし、なんでも自由に作らせてみてください。
できたものを飾って、展示会をしても楽しいです。
まとめ:頭と体を使って室内でも思い切り楽しもう!
体を使う遊びから、言葉の遊び、製作遊びなど色々ご紹介しました。
室内でも工夫次第で十分楽しむことはできます。
大人も童心にかえって、子供と一緒に思い切り楽しんでください。