知育って何?おすすめの知育方法をご紹介!

  

「知育」という言葉を耳にしたことはありますか?赤ちゃんがいるご家庭では、ベビーグッズを選んでいる際に、目にされることもあると思います。

なんとなく、子どもの教育に良いことであるのは分かっていても、詳しくは何を意味するのか?どんな方法があるのか?を、知っているという方は少ないもの。

今回は、そんな知育についてご紹介します。

知育とは?


知育を一言で表すと「自分の頭で考えられる能力を育てること」だと言えます。

この目的を果たすための方法は実に様々あるため、乳幼児の教育方針を検討したり、グッズを揃えたりするとよく耳にするのです。

また、知育という言葉に英才教育のような高度な教育を連想される保護者の方もおられますが、知育は英才教育とは異なり、日常生活の中で自然におこなわれていたり、特別な教材を使わずとも実践できるのが特徴です。

乳幼児期の子どもたちの脳は、人生で最も発達するといわれています。

この貴重な時期に、理解力や判断力、そして問題解決能力を養うことで、子どもの将来に大きな影響を与えることができるのです。

そのため、知育にとって最も重要なことは、乳幼児の周囲にいる大人が、知育を正しく理解し日頃から意識して接していくことだと言えるでしょう。

おすすめの知育の方法


続いては、おすすめの知育方法をご紹介します。

いずれの方法でも知育を進めることはできますが、ご家庭の考え方や子どもの個性をチェックして、選ぶようにしてみてください。

1、知育玩具

おもちゃ屋さんに行くと「知育玩具」と称されたものが見られますが、あらゆるものから脳への刺激を受ける子どもにとっては、知育と称されていないものでも知育玩具と同じ働きをするのです。

その中でも特におすすめのおもちゃは、積み木・パズル・楽器玩具・お絵かきなどです。

ポイントは、大人によって完成されたものを使うのではなく、子どもが自身の指先など体を使って、創り上げたり操作したりできるものを選ぶことです。

2、知育教材

通信教材をはじめとして、国内には様々な知育教材があります。

代表的なものはベネッセが開発した「子どもチャレンジ」やディズニーが公認している英語教材など。

独自の教育メソッドを教材化しているものもありますので、家庭の考え方に応じて揃えるようにしましょう。

3、教室・習い事

幼児期の脳の発達に着目し、知育に特化した教室があります。

幼児教室と呼ばれるものがそれに当たりますが、教室で実践される教育法は様々です。

中には、幼稚園や小学校受験に特化した教室もあるため、目的に応じて選ぶ必要があります。

また、音楽やスポーツ、英語などの語学に特化している習い事にも、知育効果はあります。

子どもの個性に応じて、選んであげたいものですね。

4、玩具・教材・教室以外

指先は脳に直結しており、指先を使うことは高次機能を担っている脳へ影響を与えるとされています。

そのため、知育専用の玩具や教材を使わなくとも、指先を使う遊びができるものであれば、知育は十分に実践できるのです。

具体的には、折り紙やあやとり、ひも通し遊びなど。

また、小さな子の中には、親がわざわざ買い与えた知育玩具には目もくれず、スーパーの袋や新聞紙など、大人からするとなんてことない生活雑貨に夢中になったりするものです。

作り物ではない雑貨の音や感触を通して、知育が進められていると考えられますが、くれぐれも事故には注意して、大人が目を離さない心がけが大切ですね。

5、親子で家事

料理や洗濯、掃除を親子でチャレンジすることで、子どもは様々なことを学べるものです。

特に料理は、作ったり食べたりする楽しさを通して、想像力や理解力を養います。

また、楽しみながら作った食事をきっかけに、嫌いなものが食べられるようになったり、包丁や火といった危険なものへの正しい理解を進めることにも繋がります。

家事を通して知育をすることは、親子の絆作りにも役立つ貴重な経験と言えるでしょう。

6、日常生活での工夫

子どもが好きなカテゴリーを把握しましょう。

男の子でよくみられるのは、車や電車、虫、ロボット

女の子では、花や動物、キラキラしたものなどが挙げられます。

家庭の考え方にもよりますが、アンパンマンをはじめとしたキャラクターものが好きな子どもはたくさんいます。

これらは知育を進める上で、大きく保護者をサポートしてくれます。

例えば、興味のあるものでシールやスタンプを用意しておき、子どもが何かを達成した際に壁に貼ったシートに貼り付けるようにしてみましょう。

ご褒美をもらうために、子どもはやる気になってくれます。

他にも、衣類にアップリケを付けて子どもにお気に入り化してもらい、自分で脱ぎ着をする習慣を付けたり、ハブラシや食器を揃えることもできますね。

昨日まではやる気の起こらなかった子どもでも、自分の好きなもののイラストが書かれているグッズを見ると、見違えるようにやる気を出してくれるものです。

知育を実践する際に注意したいポイント


知育を実践する際に最も重要となることは、子どもが楽しみながら自主的に知育教育を取り入れることです。

小学生以上の子どもとは異なり、乳幼児期の子どもたちは、楽しいか楽しくないか?自分の興味が湧くか湧かないか?で全て
のことを判断します。

そして、その判断は本能的におこなわれる大変鋭いものです。

いくら大人が子どもにとってベストだと思った知育法でも、子どもに一瞬で「いや!」と判断されたら、それはベストな方法とは言えませんね。

子どもにとって受け入れやすいものにするためにも、以下のような点に注意して知育を進めてみましょう。

子どもの興味を尊重する

先述の通り、知育の主役は子どもです。

子どもが興味を持つもの・ことを与えるように大人が意識しましょう。

そのためには、子どもの個性を普段から察知し、子どもにあったやり方でうまく知育へと導いてやる必要があります。

否定しない

例えば、与えた知育グッズの使い方が間違っていたり、大人が思うようなやり方をしていなかったとしても、否定せずに見守りましょう。

子どもは舐めたり噛んだり、時には大人が暴力的だ、汚い、と思うような様々なやり方で、物事を把握します。

比べない

自分の子どもと同じ月齢の子、時には少し小さな子ができているのに、わが子ができていないと保護者は焦るものですが、子どもにはそれぞれに成長のペースがあります。

他の子と比べることなくマイーペースに知育を進めましょう。

発育にあった教育をおこなう

生活習慣を教える際にも、知育グッズを与える際にも、子どもの成長に応じたレベルのものを意識する必要があります。

遅すぎても早すぎてもいけません。

特に、知育玩具など、ほとんどのグッズには使用可能な年齢が記載されているので、確認しましょう。

早く与えすぎると誤飲などの事故に繋がりかねないので、注意が必要です。

周囲の大人が知育を正しく理解し、日頃から意識しておく


乳幼児を育てることは並大抵のことではありません。家事や仕事に疲れていても、乳幼児は大人が想像もつかないことをやってくれます。

それでも日頃から、知育という概念を大人が忘れずに、子どもと接してやれば、自然と子どもの能力は伸びていくものです。

ママだけ、パパだけ、ではなく、乳幼児を取り囲む全ての大人が積極的に知育を理解し、日頃から意識していることが大切だと
言えますね。