子供を持つ親なら誰しもが抱くのは、「子供の能力を伸ばしたい」という思いがあるものです。
そこで今回は、子供との向き合い方のヒントとなる32の習慣をご紹介します。
あなた自身の「親としての心持ち」と「子供への接し方」の2部編成でお届けしますので、できそうなことから始めてみてください。
子供の能力を伸ばす親としての心持ち9個
完璧主義をやめる
真面目な親ほど、子供に完璧を求め親子ともに疲れてしまいます。
生まれた時からなんでもできる子はいません。
得意不得意があるのも人間です。
パーフェクトを求める気持ちは子供を伸ばす上では障害となるでしょう。
食事と睡眠を充実させる
あたり前のことでありながら、忙しくすぎる日々の中で軽視してしまいがちなのが、子供に良質な食事と睡眠を与えることです。
これがなくては、子供の能力を十分に伸ばすことはできません。
月齢に応じた栄養バランスの良い食事を与えることと十分な睡眠をとらせることを忘れずに。
親の人生は子供に大きく影響する
親と同じ仕事をする子供は多いです。
政治家や医者、看護師や保育士など親と同じ職業を選んで生きている子供を多く見かけます。
親の職業や生き方は子供に大きな影響を与えるため、親が自分の人生をどう生きているかも、子供を伸ばす大きなポイントになるでしょう。
大人が見本を見せる
挨拶をする・約束を守る・整理整頓をする、など子供に教えるべき基本的な生活習慣は山のようにありますが、ポイントはまず親が見本となって行動することです。
しつけを他人任せにしない
働くママの増加によって、乳児期から保育園を利用する家庭も増えてきました。
保育園や幼稚園、それに学校では実に様々なことを教えてくれるものですが、しつけを他人任せにするのはやめましょう。
生活を共にしている大人である保護者にしか教えられないことはたくさんあります。
子供の才能にあった環境を整える
子供が生まれた時からそばで見ている保護者は、子供の才能に一夜早く気づける存在でもあります。
その才能に気づけたら、子供に合った環境を整えてやるようにしましょう。
子が親を超えることを誇りに思う
子供が集中して好きなことに取り組むと、時として親の知識を上回ることがあります。
そんな状態を誇りに思いましょう。
間違っても嫉妬することのないように。
ポジティブな教育を
親がポジティブ思考だと自然と子供もポジティブに育ちます。
子育てを見直す際には、ぜひ自身の日頃の習慣や人生観も見直すきっかけにしてみてください。
子供心を忘れない
子供だった頃、自分も同じように面白かったり、怖かったりした気持ちを、子供の立場に立って思い出してみましょう。
子供を理解することが、子供を伸ばす第一歩とも言えるでしょう。
子供の能力を伸ばす接し方のポイント25個
たくさんの愛情を注ぐ
32個ご紹介する習慣の中で、最も重要とも言えるのが子供に十分な愛情を注ぐことです。
愛情を注がれた子供は勝手に才能を伸ばしていくと考える専門家がいるほど、愛情は子供の能力を伸ばす重要な鍵なのです。
子供の長所を伸ばす
常に怒っている親は、子供の悪いところだけを見ていることが多いでしょう。
子供はもちろん、全ての人間には長所と短所があります。
子供を伸ばす子育てを目指すなら、子供の長所ばかりに注目することです。
褒めると子供は伸びる
幼い子供ができるようになることは、大人から見れば些細なことばかりと言えるでしょう。
しかし、そんな些細な子供の「できた!」を見落とさず、一緒になって喜んでやることが、子供を大きく伸ばすのです。
監視ではなくチェックをする
子供が親には見せない言動に、育児のヒントが隠れていることがあります。
しかし、監視員のように24時間子供を見張っているのは、優れた育児とは言えないでしょう。
子供に気づかれないようにこっそりチェックすることで、育児のヒントを得ましょう。
時には、子供に教えてもらう姿勢を
多くの保護者が育児につまずくものですが、時にはその答えを子供が提示しれくれることもあります。
子供の成長や個性をじっくり眺めて見て、最適な育児プランを検討してみるのも方法でしょう。
子供の「やりたい!」をサポート
子供には生まれつき「自分でやりたい!」と言う思いが溢れています。
これは何より子供を伸ばすパワーですが、親はなるべくこの気持ちを大切にサポートできるよう努めましょう。
自発的な読書の時間を大切にする
ある道で名を残すような著名人は、子供の頃から読書家であることが多いです。
どんなジャンルであれ、子供が夢中になって本を読んでいる時間を、親は大切にするべきだと言えるでしょう。
否定ではなく、理由を説明する
忙しい毎日の中で、子供を叱るとついつい否定形だけを用いた言い方になってしまうものですが、叱る際にはなぜそれがダメか?と言う理由を付け加えるようにしましょう。
叱り方一つでも、子供を伸ばすことができます。
子供の感覚を尊重する
知らないこと・できないことが多い子供ではありますが、彼らには彼らなりの、そして時には大人を超えるような素晴らしい感覚が存在します。
「わかっていない」と無下にするのではなく、子供の感覚を尊重する気持ちを忘れずに。
才能は様々な体験から見出す
子供の才能に気づきたい時、実践すべきは様々な体験をさせてやることです。
何もたくさんの習い事に通わせる必要はありません。
自然に触れさせたり、いろんな人と出会わせたり、子供が新たな体験をする時、どんな表情や言葉を見せるのか、親はしっかりと観察する必要があるでしょう。
技術より心を優先する
子供を伸ばしたいと感じる親は、どうしても子供に技術を磨かせようとしますが、本当に子供の力を伸ばす親は、子供の心を優先するものです。
「楽しい」を重視する
幼児教育の専門家は、口を揃えて「子供が楽しんで自ら取り組んだことしか、子供の身にはつかない」と言います。
子供の「楽しい」を重視することは、子供を伸ばす大きな鍵と言えるでしょう。
「学校の勉強」に縛られない
小学校に入ると国が定めたペースと内容で勉強を進めることになりますが、縛られすぎるのは良くないでしょう。
それ以上に、子供の個性や興味関心を重視することで、子供を伸ばす育児が実現できます。
失敗が子供を伸ばす
子供に限らず、チャレンジして失敗する経験が大きく人を伸ばします。
子供の失敗を責めるのではなく、次なるヒントと捉えると自然と子供は伸びるでしょう。
どれだけ成長しても重要なのは自発性
子供が何歳になろうとも、子を伸ばすキーとなるのは自発性です。
子供がやりたいことを自らやらせる気持ちを忘れずに。
いろんな話をしてやる
子供は好奇心の塊です。
大人が「あたり前」と感じていることにも真っ白な気持ちで好奇心を抱きます。
「なぜ?どうして?」を軽視することなく、少し時間をとっていろんな話を聞かせてみましょう。
苦手は得意を伸ばす鍵
苦手なことがあると、特技で見返してやりたくなるものです。
そうした意味で、苦手なことは子供を伸ばす重要なキーとなり得るでしょう。
他の子と比べない
集団生活に入ると、どうしても他の子と比べたくなるものです。
他者との比較は子供の才能を伸ばす上では何の役にも立ちません。
制限時間を設けない
子供が才能を伸ばす時、大人が決めた時間は無意味でしょう。
無制限に取り組ませることが、大きな花を咲かせることにつながります。
子供は親の想像を超える
「子供が思ったように育たない」と悩む親は多いですが、そもそも親が子供の人生を想定している時点で、間違っているわけです。
伸びる子供は親が想像もしない方向へと才能を開花させていくものです。
勉強よりも特技を重視する
勉強が苦手であれば、無理に続けさせる必要はないでしょう。
それ以上に大事なのは、得意分野があることです。
親が子供の個性にしっかりと目を向けることで、得意分野の花を咲かせることができます。
学びを生かすサポートを
学ぶことを楽しんでいる段階から、学びを人生に生かすことをサポートしてみるようにしましょう。
ワンランク上の学びの楽しさを、子供に味わせることができます。
目先にとらわれず、人生を豊かにする教育を
テストの点数や苦手科目など、目先のことにとらわれる育児はやめましょう。
親こそが、子供の人生を豊かにする大きな視野を持ち続けるべきです。
愛情をベースに子供の能力を伸ばす工夫を
子供の能力を伸ばすベースには、必ず大きな愛情が必要です。
子供の成長に合わせて工夫をこらしながら、能力を伸ばしてあげれるよう接してくださいね。