子供ができるボルダリングをご存知ですか?
オリンピックの競技としても注目されているボルダリングは、若い世代を中心に今大人気のスポーツ。
室内で取り組める気軽さに加え、レベルを上げるごとにハードスポーツの一面を見せるのがボルダリングの魅力でもあります。
今回は、ボルダリングを子供と一緒に楽しむための注意点や人気スポットをご紹介します。
子供のボルダリングとは?
そもそもボルダリングって?
ボルダリングとは「ホールド」と呼ばれるカラフルな突起物を手足で掴み、壁を登るスポーツです。
ポイントは、壁に様々に並ぶホールドのどれを使ってもいいというわけではない点。
それぞれの色が難易度ごとに分かれており、レベルに合わせて指定された色のみを使って登っていきます。
このルールさえ覚えれば、あとは簡単。
ホールドの横に「スタート」や「S」と示されたテープを目印に、ボルダリングを開始します。
ゴール部分には「ゴール」や「G」と書かれたホールドが用意されているので、“両手で”掴むとゴールとなります。
ボルダリング教室によって独自のルールを定めているところもあるので、競技に挑む前にはトレーナーからの説明をしっかり聞くようにしましょう。
子供と一緒に楽しむために注意すること
・ジム選び
最も大事なのが、子供と一緒に利用するジムの選び方です。
全てのボルダリングジムが子供の利用を許可しているわけではないので、確認が必要です。
利用者のレベルを制限しているジムも多く、特に中級・上級向けのジムでは子供の利用ができないことが多いです。
反面、子供の習い事の多様化を受けて、子供向けに解放するジムが増えています。
ママがジムを選ぶ際に注意したい点は、子供の受け入れの可否を確認するのはもちろんのこと、歓迎してくれる雰囲気があるかどうかという点です。
受け入れ開始から日がたっておらず、設備が整っていないと事故につながる危険もあるので見学の際には注意して確認しましょう。
・細かく子供仕様になっているかをチェック
ジム選びにつながる部分ですが、子供の受け入れを行なっているジムでも細かく施設や利用形態が子供仕様になっているかをチェックする必要があります。
例えば、ホールドの位置。
大人にとっては軽々届く距離に配置されていても、子供の小さな体ではチャレンジが難しいことも。
あくまでも大人の簡易コースを子供にチャレンジさせるのではなく、子供用に作られたコース設計でボルダリングに挑戦できる施設を選ぶべきだと言えるでしょう。
また、料金設定についても子供用が用意されているジムをお勧めします。
大人と比べると集中できる時間が短いことや取得レベルも低くなるため、良心的なジムでは子供用の低価格な料金を設定してくれています。
反対に、子供のレベルが上がり大人の中級者以上になると大人と同料金でのレッスンになるジムが増えることも覚えておきましょう。
<首都圏>子供と楽しめるボルダリングジムTOP3!
第1位:ボルダリングスタジオ「PEKIPEKI」
大人向けのボルダリングジムを展開するPEKIPEKIが人気のジム第1位に選ばれました。
その理由は、ジムの美しさにあるでしょう。
清潔な真っ白の空間に、鮮やかなホールドが散りばめられた大きな壁がそびえ立ちます。
スポーツの場というよりも、エクササイズジムを思わせるようなきれいな雰囲気が女性を中心に支持されている理由。
また、初心者がワイワイと仲間で楽しむことも推奨してくれているので、ボルダリング未経験者が足を踏み入れやすい点も人気の理由です。
そんなPEKIPEKIでは、「PEKID’S」と呼ばれる子供専用のボルダリングジムを渋谷と幕張で運営しています。
多くの施設が小学生未満の利用を制限する中で、PEKID’Sでは3歳から小学校6年生までの子供を対象としているのが大きな魅力の1つ。
第1位に選ばれた理由でもあります。
PEKID’Sでは、大人のようにチョークを使用することがないのでそんな心遣いも人気の理由でしょう。
他にも、大型空気清浄機が完備されているなど、子供の健康に気を使った細かな心遣いを行なっている施設です。
・定員:平日 状況により 休日 定員12名(90分入れ替え制)
・料金:登録料無料 施設利用料¥1,400
※21.5cmからは¥300でレンタルシューズあり 15cm〜は無料
第2位:ボルダリングジム「ROCKY」
東京・千葉・茨城でジムを展開しているのがこちらの施設。
特徴は、初心者に向けたサポートが手厚いことにあります。
本格的なウォールしか設置していない施設もありますが、ROCKYでは首都圏に展開する5つの施設全てに初心者用のコースが設けられています。
初めての人に威圧感を与えない小ぶりな壁が設置されている点が印象的です。
また、初級レッスンを行なっている日が公式サイトのカレンダーに記されているなど、初めて挑戦する親子には特におすすめの施設だと言えるでしょう。
また、2ヶ月に1回は必ずコースを全て入れ替えてくれるので、頻繁に通っても飽きがこないと利用者に人気があります。
子供の利用は小学生からで、小学生には保護者の付き添いが、中学生と高校生には保護者の承認が必要となるので注意が必要です。
・定員:なし
・料金:登録料 ¥1,000 利用料 ¥1,000※1時間
※利用料は高校生以下の料金、その他、時間・期間別のパスあり
※別途、機材利用料あり
第3位:クライミングジム「ROCKLANDS」
国内最大級のクライミングジムと定評のある東葛西にあるこちらの施設。国内最大級なだけあって、施設は4フロアに分かれています。
リードをつけて本格的なクライミングが行えるフロア(1階)とボルダリングフロア(4階)には、他に類を見ないレベルの大きな壁が両面からそびえ立っています。
また、ジムの位置付けを“国境のない国”と定めている点が特徴です。
クライミングを愛する人であれば、勇気と挑戦心を持っているだけで誰でも参加できるという思いが込められています。
そんなコンセプトが物語るように、ジムにはカッコよくてオープンな雰囲気が流れています。
休憩室もおしゃれなカフェのような雰囲気が流れており、どこにいても楽しめる施設だと言えるでしょう。
キッズの利用も可能ですが、小学生からではないと受け入れてもらえない点に注意が必要です。
また、中学生までは利用時に必ず保護者の同伴が必要となる点も覚えておきましょう。
クライミングが初めての場合には、必ず無料で講習を受けさせてもらえます。
・定員:なし
・料金:1DAY1 ¥1080 平日18時まで・全日18時以降及び平日20時以降 ¥860
※いずれも「高校生以下」料金 ※必要機材費は別途必要
(キッズスクール料:¥10,600 ※保険料を含む)
ボルダリングは子供の成長に嬉しい魅力がいっぱい!
ボルダリングは他と比べるとかなり新しい部類のスポーツに入りますが、実は子供の成長に最適な要素の多いスポーツでもあります。
小学校にはジャングルジムと呼ばれる大型遊具が必ず設置されていますが、その理由はジムを登ることによって全身に最適な筋力がつくから。
ボルダリングでも同じ効果が見込めます。
プロの指導を受けながら、正しくチャレンジを続ければ、遊具で遊ぶ以上の効果が得られると言えるでしょう。
また、高い壁に立ち向かうチャレンジ精神や仲間と協力する協調性など、心の成長にも大きな効果があります。
ボルダリングは、親子で楽しむスポーツの1つとして有力な選択肢になり得るスポーツなのです。