コロナウイルスの影響で、外出が難しいだけでなく、習い事などの教室に行けなかったり…
幼稚園に行けなかったり…日々、悩ましい状況が続いているのではないでしょうか?
こんなとき、一番悩ましいのは、お子さんの教育に熱心なママやパパでしょう。特に、私たちからの情報を日々お読みのあなたは、6歳までは、脳の配線が爆発的に増え、そのスピードの速さは、大人の120倍と知っているだけに…日々、危機感を募らせているのではないでしょうか?
そこで・・・今回は、何か「家庭でできる幼児教育」はないか?と思い、幼児教室【コペル】の代表である大坪氏に依頼し、ご家庭でできる幼児教育の解説動画を用意しました。
第3回:なぜ、見守ることが自尊感情を育むのか?
ポイント
- 過干渉はネグレクト(育児放棄)と同じ虐待に分類される
- 先回りすることは良さそうに見えるが「その子の気持ちを無視すること」につながる
- 失敗するときは、あえて失敗させるくらいの気持ちで見守る
- 子どもの頃の失敗は良い。失敗のない人生はない。
- 中学生になって初めて失敗することは挫折につながりかねない
- 子どもの頃の失敗は成功への学びになる。失敗は成功のための通過点だと捉えられるようになる。
- たくさん転べば、転び方が上手くなるのと同じで、たくさん失敗を経験するのが良い
- 親は子どもの失敗を太陽のように、あたたかく見守る
- ほめるときや、叱るときは「あなたが…」と、子どもを主語にせず、「私」を主語にして伝えるようにする
- あなたダメ!ではなく、私はあなたがそれをすると悲しい・うれしいと伝える。「あなた上手ね」ではなく、私を主語にして「私は、その色の使い方が好き」などと伝える
- 手を出しすぎずに、子どもの「そのままの姿」を見守る
- 見守られることで、子どもは自分は価値ある存在だと感じ、自尊感情を育むことにつながる
第2回:子どもの悩みを「30分間」で解決する方法
ポイント
- 親からのアドバイスは上手くいかない。なぜなら、アドバイス「否定すること」になるから。
- 人間は解決できないことは悩まないようになっている=ムリだった思っていることは夢を見ることもできない
- 人間は可能なことしか悩まない=子どもは「答えを持っている」から悩む
- 子どもが無意識にもっている解決策を引き出すことができれば、悩みは解決できる
- 大人からすると小さな悩みでも、子どもにとっては大きな悩み
- 親は子どもが解決する「手助け」をする
- 具体的な解決策は「聴き続ける」こと(30分間「無言」で聴き続ける)
- 人間は言葉ではない言葉を10万語持っている
- 子どもは、言葉ではない言葉を駆使して、親に自分の気持ちを伝える
- 子どもは、問題の核心を直接言わないので、ぱっとアドバイスしても意味がない
- 子ども自身が持っている答えを思い出すまで聴き続ける
- 子どもが悩んでいると思ったら、無言で話を聴く
- 子どもの中に解決する力があると信じて聴く
第1回:なぜ「テレビ」を見続けてはいけないのか?
ポイント
- なぜ子どもは「テレビ」を見続けてはいけないのか?
- マンガでもOK!子どもを本好きにするのは親からの素晴らしいプレゼント。
- 朝日新聞の調査によれば、学力と自然に触れていることに相関関係あり。星を見たり魚を触ったり、公園や庭の石を触るなど自然に触れることが子どもの能力を開花する。子どもは自然に触れると瞳孔が開き、目を輝かすときが、一番学んでいるとき。
- 親もこのようなときはストレスを溜めないように注意する。
- 子どもの自尊感情を傷つけないように接するのがポイント。
- 無条件を愛を子どもに送る。◯◯ができるからいい子ねという条件付きの愛ではなく「いてくれるだけでありがとう」という無条件を愛をたくさん注ぐ。これが自尊感情になり、折れない心(レジリエンス)につながる。
- 折れない心は、自尊感情に比例していることが最近の研究で明らかになった。
- 自尊感情を育み、本好きにし、自然に触れ、無条件を愛を送るのが、今親が子どものためにできる家庭での幼児教育
プロフィール
大坪 信之(おおつぼ のぶゆき)/
株式会社 コペル 代表取締役。福岡大学人間関係論非常勤講師。一般社団法人徳育学会会長。日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。
2児の父。1963年福岡県生まれ。大学卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社にてシステム開発や営業業務に従事する。自身の子育て中の経験から幼児教育に興味を持ち、1994年に徳育教室(現コペル)を設立。幼児教室コペルの運営を通じて、子どもの心の教育を志し、様々な研究に取組んでいる。全国各地で子育てセミナーや子どもの潜在能力を引き出すための講演活動なども多数実施。
<主な幼児教育関連著書・監修書籍>
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