今回お届けするのは「脳の成長を加速する5つの育脳法」の3つ目「なぜ、子どもの学力は6歳までに90%決まってしまうのか?」です。まず、前提条件として知っておかなければならないのが、幼児期の中でも、6歳までの1年間は、大人の体感の「120年分」だと言われていることです。6歳未満のお子さんにとって、1ヶ月は大人の10年分に相当します。だから、大人と6歳までの子どもは、世界が全然違います。
なぜ、子どもの1ヶ月は「大人の10年分」に相当するのか?
それはなぜかと言うと、脳細胞は数が増えるのではないからです。下の「脳の発育グラフ」にある通り、約300gで生まれて、大人になると約1400gまで増えます。
<脳の発育グラフ>
ただし、その大人の1400gまでの「90%は6歳までに重さが完成」します。これは、脳細胞をつなぐネットワークが増えていくからです。この脳細胞をつなぐネットワークは、6歳までに爆発的に増えていきます。大人の120倍のスピードで増えていきます。だから、子どもの1ヶ月は、大人の10年分に相当する期間になるのです。
それが、6歳になると、リンクスワンという、毒蛇が持っている神経毒を出して、麻痺させ、それ以上増えないようになります。これは、ハーバード大学のヘンシュ博士のチームが解明しました。天才ネズミをつくろうとし、リンクスワンが出ないノックアウトマウスをつくりました。ですが、このネズミは脳の成長が止まらないので成長は続けたのですが、それが行き過ぎて脳が壊れてしまいました。
これは、0歳から6歳で4倍の重さになっているので、そのまま4倍に増え続けることはできないということでしょう。だから、人間の脳は、6歳になるとリンクスワンによって麻痺をさせ脳の成長を止めてしまうのです。そして、それ以降は大人と同じ時間の進み方に変わり、ほぼ脳が完成してしまうのです。
「勉強は小学校に入学してからで良いだろう」は手遅れ…
そして、同時に人間の脳の資質は「6歳までに成人の約90%」が完成します。つまり、6歳までにお子さんにどのような教育をするかで、お子さんの学力は90%決まってしまうということでしょう。だから極端な話ですが、教育は「6歳までに90%終わる」といっても過言ではないでしょう。
実際に、この残酷とも言える事実は、小学校の1800人の追跡調査でも立証されています。小学校に入ったときと、卒業するときの成績はどのくらい変動するかという追跡調査です。86%の子どもは、ほとんど変わりませんでした。しかも、小学校6年生と、中学、高校、大学の成績も比例する傾向があります。ということは、小学校に入学した時点で、大学は90%決まってしまうということです。これは知れば知るほど恐ろしい話です。
だから、もしあなたが「勉強は小学校に入学してからで良いだろう」と、のんびりしていると、あなたのお子さんの学力や能力の向上は手遅れになる可能性が高くなるでしょう。だから、急がなければなりません…
賢い子にしたいなら「6歳まで」が最高のタイミング
このように残酷な話ですが、学力は、ほぼこの6歳までのタイミングで決まってしまいます。しかし、間違った常識や教育を刷り込む彼らは「受験勉強はいつからでも間に合う」と言って、6歳以降でも学力や能力が上がると間違った知識を広めています。ですが、実際は6歳までに何を教育するかで、受験のときには、すでに大きな差が生じ手遅れなのです。
だからこそ、「脳の資質が90%決まってしまう6歳まで」に、「英語・水泳・ピアノ・体操」などの「スキル」ではなく、「認知能力(IQ)」と「非認知能力(EQ・SQ)」をバランス良く身につけることが重要です。これは、ノーベル経済学賞受賞のヘックマン教授の「ペリー就学前プロジェクト」の調査結果や、先ほどの小学生1800名の追跡調査でも科学的に証明されています。
つまり、もしあなたがお子さんを賢い子にしたいなら…頭の良い子にしたいなら…より効果的なのは「脳の資質が90%決まってしまう6歳まで」に適切な学習することです。それよりも後ろになければなるほど、効果は薄れます。つまり、6歳以降に学習塾に通っても、もう勝負は決まっているということです。賢明なあなたであれば、あなたのお子さんが6歳になるまでに「何をすべきか」もうお決まりでしょう…
ちなみに、この幼児教育の教室には「80%以上」が「3歳以下」から通っています。幼児教育の間違いを正しくしたこの教育は、「脳の資質が90%決まってしまう6歳まで」に、必要な教育内容や年齢に合わせた学習をお子さんに用意するので、この事実を知らない彼らとは違って、正しい知識でお子さんの将来を導くことができるでしょう。
<調査結果:「コペル式教育法」を施す幼児教育の教室に通い始める年齢>
IQの違いが引き起こす「残酷な現実」
また、この時期から幼児教育を小学校入学前から開始し、1年以上継続したお子さんの平均IQは、平均値よりも「33も高い」という実績があります。
<調査結果:この教育を受けた子どもと平均的な子どものIQの違い>
IQが「33高い」ということは、もし平均値のお子さんと、あなたのお子さんが同時に勉強を始めた場合、その吸収の効率性が全く違うということを意味します。例えば、IQが「33高い」あなたのお子さんは、70時間で習得できるが、平均値のお子さんは100時間かかるなどの現象が起きるでしょう。30時間の違いは、想像以上に大きいです。1日1時間をそこに費やすと考えれば、1ヶ月も差が出てしまいます。この差は、大きいでしょう。賢明なあなたであれば、お子さんにとってどちらが良いかは、もうお分かりでしょう…
だから、ここからも、「脳の資質が90%決まってしまう6歳まで」に適切な教育や学習環境をお子さんに用意することが、どれだけ重要か実感いただけるでしょう。それと同時に、この事実を知らない彼らとは違い、この事実を知り「正しい知識を持つあなた」は、お子さんを正しい将来へ導びくことができるでしょう。
このように、この教育法を5歳…4歳…3歳までに始めたお子さんは、IQで平均値よりも「33も高い」という実績があります。しかも、、、「認知能力(IQ)」や「非認知能力(EQ・SQ)」をバランス良く身につけています。さて、あなたのお子さんにとって、この幼児教育を受け始める最高のタイミングは、いつでしょうか…?
これが、「脳の成長を加速する5つの育脳法」の3つ目「なぜ、子どもの学力は6歳までに90%決まってしまうのか?」です。このように、あなたのお子さんを賢い子…頭の良い子…にするには、何歳までに学ばなければならないという「最高のタイミング」があります。では、その最高のタイミングに、いったいどのような教育をしていけば、あなたのお子さんの脳の成長が加速するのでしょうか?次の情報では4つ目の「賢い子を育てるのに絶対にやってはいけない5つのこと」をお届けします。